【詩】 退化

以前は普通に出来ていたことが
思うようには出来なくなって
普通に生きていくことすらさえも
下手くそな自分に気付く夜

謝罪を重ねるばかりの日々に
やり場のない虚しさを覚えて
自分が悪いことしかないのに
四方八方に棘を刺す昼

気を失うように日付が変わり
また今日が始まることに怯え
億劫な身体を引き摺るように
やっとの思いで動き出す朝

皆が普通に出来ている事を
どうして私は普通に出来ない?
機械みたいに修理や交換
できたらいいなと思考停止

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