【詩】 中途覚醒

静寂の中で目が開き
何をするでもない深夜2時
どうせ浅い眠りであれば
幸せな夢でも見れたら良いのに

排尿すらも億劫で
じっと目を閉じ眠りの再来を待つ
起きたら何もかもなくなって
夢オチだったら良いなと思う

やっとの思いで眠りに就いて
すぐに終わりを告げる鐘が響いて
目を開けて時間を見ても
じっと動けぬ明け方の私

そのまま現実から逃避したいと
思いながらも惰性で動き
気付けばいつもの通勤電車
また今日を生きてしまうのか

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