【詩】 掃き溜め

染みが増えていく
鈍い音が鳴り響く
退廃的な思考の中に
いつか見た夢だけがある

禁則文字の溢れる庭で
厭世的な空気が満ちて
堆積する塵芥の山に
いつか見た夢も埋もれている

紺碧の海にゆらゆら揺られ
ロマンチストになれない私
進路の先が見えない闇に
諦観の念を抱きつつあり


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