北海道東神楽町の公営花屋問題について〜その3〜
続きます。
例のバブル期のように「花」界隈の需要が爆増中!
なーんて時代ではありません。
事業者にとっては、ありとあらゆる生産販売資材や燃料費等の高騰により、その体力は低下。
消費者にとっても生活必需品の値上がりは同様、更に今まで我慢してきたコロナ禍明けの「お出掛け需要」に持っていかれるそのお財布の中身は増えることなく、さて「花」の需要はいかに…
この様な時期に、「花のまち東神楽のシンボル」という有名ガーデナー設計のフラワーガーデン付き公営花屋を、多大な公費を投入し推し進めるメリットとは何でしょう?
しかも、事業内容もその事業計画もその収支計画も、何らの需要拡大策すらも持たない「シンボル」です。
更に、その生産施設にも公費を投入し、生産から販売まで全てを公営で行う必要性があるのでしょうか?
既に、市場には小売卸売事業者にその生産者までもが事業活動を行っているのです。
邪魔にならない小さな可愛い「町おこし」ではいけないのでしょうか?
「50年後を見据えた」というこの事業、以降50年間にわたり東神楽町の税金をつぎ込みながら、周辺地域の市場をも支えて行くってなら分かりますがねぇ…
問題は何なのか?
公費で沢山の集客をし、穴埋めをしつつ、他の民間事業者への影響を考慮することなく市場価格を大きく下回る価格で販売することなのでしょうか?
勿論、このこと自体も考えなければならないのですが…
最大の問題は、「50年後を見据えた」というこの事業において、
○どのようなビジョンのもとに行われているのか?
○どのような結果をもたらす予定であるのか?
○その計画とは?
○どのように進められるのか?
○その責任は何処にあるのか?
○競合する民間事業への対応は?
○新しく事業を始めたい方々への影響は?
○その費用対効果は? などなど
明確な説明もせず、行き当たりばったりとも思われる実効性のない言葉のもとに黙々と押し進められている事ではないでしょうか?
コレらの事項を明確にし、理解を得ようともせずに強行するというコトなんだと思います。
その「50年後を見据えた」事業が、素晴らしい50年後を約束できるという根拠が明確になっていれば、理解も出来ようモノなんですがねぇ…
to be continued