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窓越しの告白 (140文字小説)
一緒に暮らさないか。
視線は窓の外に投げていた。
電車のつり革に揺られながら、隣に立つ同僚の唇が唐突に動いた。
夜の街を背景にした車内の窓には、私の火照った顔がくっきりと見える。
窓越しに同僚と視線が交差する。
私も窓越しに唇を動かす。
いいの?と。
聴覚障害の私で本当に。
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一緒に暮らさないか。
視線は窓の外に投げていた。
電車のつり革に揺られながら、隣に立つ同僚の唇が唐突に動いた。
夜の街を背景にした車内の窓には、私の火照った顔がくっきりと見える。
窓越しに同僚と視線が交差する。
私も窓越しに唇を動かす。
いいの?と。
聴覚障害の私で本当に。