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dorobouneco
五十の恋 (140文字小説)
好きな人ができた。
来年は五十だ。
年甲斐もないと自覚している。
女房とは若い頃に別れ、娘とも長いこと会えていない。
このまま、ゆっくり歳を重ねると思っていた。
待ち合わせの場所に彼女は急ぎ足で現れた。
「じいじ~」
パタパタと駆けてくる姿は娘にそっくりだ。
年甲斐もない男だ。
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好きな人ができた。
来年は五十だ。
年甲斐もないと自覚している。
女房とは若い頃に別れ、娘とも長いこと会えていない。
このまま、ゆっくり歳を重ねると思っていた。
待ち合わせの場所に彼女は急ぎ足で現れた。
「じいじ~」
パタパタと駆けてくる姿は娘にそっくりだ。
年甲斐もない男だ。