問題を先送りにすること
解決できない問題を先送りにすることについては、そんなことをしていると、課題が山積みになって、いずれ、もっと大変な状況になるのではないかと心配する人がいるかもしれません。
先送りにするということは、どうすることか。
問題を先送りにするということは、課題をほったらかしにすることではありません。
現在の自分では、その問題を解決できないことを認め、未来の自分に課題を託すことです。
ここでいう未来とは、あるひとつの時点を指しているのではないのです。
先送りした課題を、明日の自分が解決してもいいし、10年後の自分が解決してもいいと思います。
問題の中には、時間が解決してくれることもあるのではないか。
すぐに解決した方がいい問題は、確かにあるでしょう。
けれど、すべての問題が、ただちに対応することで、最良の結果につながるとは、言い切れません。
自分が今、どうしなければいけないのか、ということばかりに気持ちが向いてしまいますが、自分以外の人も、その問題に何らかの形で関わっていることがほとんどです。
人は、時間と共に変化する。
気持ちや価値観、置かれている立場は、永久に変わらないものではないのです。
誰でも、日々の生活の中で、少しずつ変化しています。
自分だけでなく、関わっている人も変化すれば、課題に対して何をすべきかは、時間の経過と共に違って来るのではないでしょうか。
今の自分を追い込み過ぎない。
人には、やらなければいけないことが多過ぎるのです。
普通に毎日を送るだけでも大変です。
大事なことは、今日一日、元気に笑顔で生きられる環境を、自分が自分に用意することだと思います。
問題を先送りにしても大丈夫。
未来の自分に任せましょう。
今日を生き抜くことが、あなたに課せられた最も大切な目標だからです。
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