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口をひらけば
いったい一日に何回言っているんだろう
死語になりつつあった言葉の復活
我が家は男3:女1の四人家族。
しかも私を含めて全員でかい。
男臭くてでかい一家に使われなくなって久しい言葉。それは
『かわいい』
でかい男に使う事がないのは当然だが、唯一の女である私もその言葉から程遠い容姿と性格をしている。『かわいい』などと言う言葉をかけていただいたのは何十年前なんだろう…もはや記憶にもない。
え…なんか切ない…
そんなプリティから隔絶された世界に生きる我ら巨人族にこの言葉を思い出させてくれた尊い天使たち。
この子達が来てから家が明るく…いやもともとうるさい一家なので明るくはあったけれどより色を添えてより楽しくなった。
笑うことが…いやもともとうるさいぐらい笑いまくってる家族だがさらにご近所迷惑になるくらい笑うことが増えた。
そして毎日言わないと体悪くするんかいとつっこみたくなるくらいにこの言葉を繰り返すようになった。
朝おはようの代わりに『かわいい』
ご飯を食べている姿を見て『かわいい』
トイレで砂をガシガシしているのを見て『かわいい』
抱っこを嫌がると『かわいい』
寝てると『かわいい』
遊んでいると『かわいい』
噛まれると『かわいい🩷噛まれたぁ』(もはや変態)
帰ってくるとただいまの代わりに『かわいい』
何をしても何をしなくても誰かしら姿を見て必ず言う『かわいい』
封印から解き放たれしこの言葉は今や我が家の会話の枕詞と化している。
『かわいい』の魔力は凄まじい。
この言葉を口にする度、口角が上がってくるのがわかる。言葉も自然優しくなる。
『かわいい』の濫用は家族にいい影響を与えているように思う。
それもこれも猫を迎えたお陰だ。
よってこれはすべて猫を飼うと決断した私のお陰と言う事だ。
我に感謝せよ、家族ども(この言葉遣いのどこがどう優しいのか30字以内で説明せよ)
今私の後ろでくっついて眠っている尊み深い子たちにまた迷惑がられるだろうけれど今日何十回目かのこの言葉を寝る前の挨拶として言わなければ。
『かわいい私の天使たちよ、おやすみ』
猫ちゃんワンちゃんが自分の名前を『かわいい』と思っているっていう話、納得だわ。
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