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算数の時間



今日は時間がないので、ちと趣向を変えて。

朝早く、どうしても乗らざるを得なくタクシーに乗った。
そのほとんどが電車、たまにバスというのが日常の移動手段。
しかしタクシーに乗ると、その楽さについ溺れてしまいそうになる。


このタクシーにまつわる数字で有名なのが、「1729」。
いわゆる「タクシー数」である。

この1729は、『10³ + 9³ = 1729』と『1³ + 12³ = 1729』、2つの立方数を足したものが2通りできる。
2つの立方数を足したものが何通りかできるものを「タクシー数」という。
ちなみに2通りの次の3通りは、87539319。
『167 ³+ 436³』と『228³ + 423³』と『255³ + 414³』の3通りすべてが、87539319になる。
以下、4通り、5通り・・・と続いていく。

約70年前、インドの天才がタクシーのナンバー「1729」を見て、即座にこれを発見したというのだから、その凄さに呆れるしかない。

私がタクシーも含め車のナンバーを見てやっているのが、「ナンバーの数をばらし加減乗除して10あるいは11にする」ことだ。
例えば1729というナンバーであれば、『9 × 2 - 7 - 1 = 10』『9 × 2 × 1 - 7 = 11』といった要領だ。
慣れてくれば、だいたいこれを、数字を見て1〜2秒、できるできない含め瞬間的に考えることができる。
こう書くと一見凄そうに見えるが、実際やってみれば、そんなに難しいわけではない。
所詮インド人には到底かなわない、この程度しかできない日本人、しかしこれでもボケ防止ぐらいには役立つかもしれない。


タクシーを降りた。
見てみると「3918」。
10または11にできる人、やってみるとよい。





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