くがつ
とうとう九月に入った。
仕事の上では、別名「苦月」と呼ばれるほど、実は一年の中でもツラい月となる。
上半期の成果を問われ怒られ、下半期のできもしない計画とあこぎなノルマを課せられる。
おおよそ、一年の業績は、この月で見えてくる。
おかげで忙しい月となる。
その名前の由来の通り、夜が長い月となり、「長月」とはよく言ったものだと思う。
そして来月は、神も仏もいなくなる「神無月」へと移っていく。
なにも神様全員が出雲大社で色恋の打ち合わせなぞしなくても、ひとりぐらい、私の側について助けて欲しいものだと思う。
と言いながら、公約通り、週休三日を実行し、週休三日がどれだけ世のため人のためになるのか、自ら身を削って、休みにもかかわらず、その是非を如何なく試行し、その結果を誰にも知らせることなく、というか、そんな建前だけの言い訳を実行するはずもなく、残されたプロジェクトのみんなが一丸となって、決して休みの日に連絡など入れるなよと言ったんだから、頑張って働いてみるがいい。
さて、明日も休みかと思うと、何か不思議な感じがする。