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バイリンガルな私


はろー、じすいず、ひがし、すぴーきんぐ。
いず、じす、みせす、なんしー?
ハーイ、コンニチハ、ヒガシサン。
ナンシーデス。

おーっ、なんしーぃ。いっつ、くーる、とぅでぃ、いずんと、いっと?
ソウデスネ、サムイデスネ。

ばいざうぇい、ともろーみーてぃんぐ、あばうと、さーてぃ、みにっつ、れーたー、あいむそーりー。
??・・・アァ、ワカリマシタ。ソレデハ、サキニハジメテイマスネ。

あず、ふぁーすと、あず、あい、きゃん、ごー。
??・・・アァ、ムリシナイデクダサイネ。

さんきゅー、なんしー。
アスノシリョウデスガ、コンセプト、カタマッテマスヨネ?


(え?)
・・・。
おーっ、おーけー。

(なんて言やいいんだ?)
・・・。
かたまってぇ、まぁす。

(わからん)
んー・・・
いっつぅ・・・、・・・ふぃっくす?

(クスクス)
ヒガシサン、ムリシナイデ、ニホンゴデ、イイデスヨ。
いや・・・、まぁ、はぁ、すんません・・・。


しゃべれないくせ無理して英語をしゃべる日本人の私と、流暢な日本語を話すアメリカ人による、WEB電話の逆転会話。

最近は、外資系企業との仕事が多くなってきたウチの会社。
国内オンリーなはずの私は、急遽援軍で、その外資系企業と仕事をする羽目になった。

当然ながら、この仕事をするには外国語が必須で、一緒に仕事をする周りは皆、当たり前のように使いこなすヤツばかり。

「去年までシンガポールの会社にいました」
(んなとこ、行ったことねぇよ)

「TOEIC950点です」
(あぁ、オレの3倍ね。すごい、すごい)

「高校までニューヨークにいました」
(高校まで?オレは東北地方のド田舎にいたよ)

「英語と中国語できます」
(ズーズー弁と関西弁ならオレもいけるぜ)

なぜ手伝わされてんだ。




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