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#9 本格的な介護が始まった日!
母が退院した2023年3月20日は、
いわゆる本格的な介護が始まった日。
家族全員の頭の中にある
「退院後の生活ってどうなるんだ?」
母は、認知症を発症しているとはいえ、
転倒骨折で入院するまでは、一応家事は母がやっていました。
入院直後には、せん妄の症状が見られ、並行して認知症も進行し、何より車椅子中心の状態となった母の日常生活は介助を要します。
それは曜日で担当するか、役割で決めるのか、
それぞれの生活が第一じゃなきゃ介護生活は続かないはず。
おまけに妹も弟も、まだ小さい子どもがいる子育て真っただ中。
いろいろ調べたり話を聞いても、環境が違えばやり方もそれぞれ。
父も含め、なんとなくギクシャクした雰囲気でした。
そんな私は長子で独身。
これまでも母に関わる調整ごとなど、私が中心になって対応していたので、これからも試行錯誤でやっていくしかない!と覚悟していました。
退院の日(介護初日)は、
弟には「夜は手伝って」と言ってありましたが、なんと看護師の弟嫁が見本となって、オムツの交換や着替えなどのレクチャーをしてくれました。
その時の一番の驚きは、弟が積極的に参加したこと。
「子ども達のオムツを交換するのと同じ要領だな!」とか言いながら。
母が、自分の娘や息子にオムツ交換をされるのを嫌がるんじゃないかとか、
私の方が余計なことを考えていたなと反省しながら、そして自分が一番、母のオムツ交換を躊ちょしていたなと気付かされました。
家族がなんとなくギクシャクする中でも、
私は「きっとやっていける!」と思うことができました。
母が退院の日は、本当に長い一日だったと、
ココまで書きながら改めて思います。
退院の日は実家に泊まるため、翌日が祝日にあたるように調整していました。
夕食を終え、お薬を飲ませ、家族でなんとなく談笑し、歯磨き&洗面までは妹がいてくれました。
トイレ誘導から、オムツ交換と着替えなどの寝支度は弟夫婦が来てくれました。
私は、翌朝ヘルパーさんが来て、母が起きてからの身支度とデイサービスに行って、そして夕方帰ってくるまでを見届け、介護のルーティンを把握しました。
このルーティンをどうやって分担してやっていくのかは、やりながらだな!と思いながらも、
父がどこまで対応できるのか、ただただ心配でした。
今日はココまで。