繊維産業のサスティナビリティ報告書を読んで。vol.3
経済産業省のレポート「新しい時代への設計図」2021年7月をよんで日本の繊維産業の現状を勉強していこうと思います。
レポートの文章を抜粋したものに、コメントや補足しながら自分でも理解を深める。スタイルで読み進めていきたいと思います。よろしくお願いします。
vol.2の続きからです。
2.サスティナビリティに取り組む意義
近年、インターネットやスマホ、そしてSNS等の普及により、個人が多様な情報の受け手となるとともに、情報発信者ともなっている。また、CSV(Creating Shared Value:共有価値の創造)の概念が注目されている。社会価値を高めるCSR(Corporate Social Respomsibility:企業の社会的責任)の取組を行いながら更に、経済価値も高めるという経営モデルがCSVである。この様な、SNS社会とこの様な概念が広がる中で、サステナビリティに取り組むことは、企業の経営基盤を強固なものにするとともに、新しい市場・取引を開拓する大きな機会を生み出す可能性がある。一方で、こうした潮流を踏まないでビジネスを展開することはリスクにもなり得るとの指摘もある。
SNSの広がりは、全ての企業の事業活動をどんどん可視化させていく。企業は事業活動において、SDGsを指針としたサステナビリティな取組を行い、また、自ら社会問題の解決に取組み、ノウハウやスキルを価値創造して事業活動する地域と共有する。という意味と自分は理解しました。
CSVの概念とは、
2011年に米ハーバード大学教授のマイケル・ポーターさんが提唱しました。CSV実現のための3つの方法は、「製品と市場を見直す」「バリューチェーンの再定義」「企業が拠点を置く地域を支援する産業クラスターをつくる」企業は事業活動に関連する社会問題の解決に取り組むべきである、そして、最終的に社会と共有できる価値創造をして、ノウハウやスキルの構築につなげるという考えです。
CSRとは、
簡単に言うと、企業が寄付や社会貢献活動を通して社会的な問題の解決を図り、自社のイメージを向上させること。
今日はここまでにします。
また明日。ありがとうございました。