ダイレクト損保はお勧めしません
自動車保険、どうしてますか?
なんていうのはテレビ(思えば随分長いこと見ていないが)コマーシャルでよく見聞きするフレーズかもしれない。いわゆるダイレクト系と言われる損害保険、これ、プロの立場からしたら絶対にやめておいた方が良いです。詳しい話はまたクルーズオートの基礎知識ページ用にしっかり書きますが、今回ざっくりダイジェストでお伝えするとしたら・・・
①事故処理担当者のレベルがあまりにも低い
本編記事では②以降も続きます。
交通事故は、一般的な人にとって「非日常」です。だから、いざというその時にはしっかりとプロがアテンドすべきと言えるでしょう。そのために高い保険料をみんな支払っている(2割〜3割はダイレクト系の方が確かに安いかもしれませんが)にも関わらず、素人同然の低レベルな事故処理担当者に振り回されて本来支払われるべき保険金すら怪しくなるダイレクト損保にわざわざ入る理由ははっきり言ってありません。
冗談みたいな話、判例タイムスもよく見たことないようなのが平気で事故処理やっています。自分のところの商品知識がいくらあろうとも、そもそも責任割合の打ち合わせもできないような担当者とこれまで何回やり合ってきたことか・・・・・・先日もA社で酷い担当に当たりました、判例からしても自損自弁が妥当な事案であることも理解できずに「自社契約者は10%主張ですがそれでご理解いただけますでしょうか?」とか、本気で言っているならちょっとどうかしているレベルだし仮に言わされているとしたら組織全体が既にだいぶおかしいことに気づかないとダメですね。
また別の某ダイレクト系保険は事故現場にセコムが来るそうですが、さて、何をしに来るのでしょう。交渉権も何も持たない警備会社の警備員さんが事故現場に来ることの何がサービスなのか本気で理解に苦しみます。
保険はどこで入っても受けられるサービスは基本的に一緒です。だからこそ、どこで、どんな形で入るのかが結構大事です。やはり理想は十分な事故対応知識を有する代理店からの加入。いざと言うときのための保険だからこそ、安心感で選ぶ。これが1番。私はこれまで自家用車含め代理店型、きちんと信頼できる担当者さんから入ってきました。保険に入る趣旨を考えればやはり間違いないです。
値段だけで格安のダイレクトに入ると結構な確率で事故時に泣きを見ます。私はこれまで8年交通事故に携わってきて、事故相手が可哀想になるくらいひどいダイレクト損保担当者をたくさん見てきましたし、あまりにひどいのには、相手方にベントク使用を促したこともあります。
ぜひ、現場で日々事故に対応している者の声の一つとして覚えておいてください。
ダメな担当者1名あるだけで事故は解決が月単位で遅れます。
いざという時のための保険、いざその時に面倒ごとは避けたいもの。避けられなければ保険の意味が半減です。ぜひ、値段以外もじっくりご検討の上でご予算許すようならダイレクト系はおすすめしません。事故された当人のみならず、相手にも迷惑が及ぶ場合があります。