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スモールビジネスを考える

ミニサイズの事業を少しずつ育てていく、上手く事業として成立させていくというのはやはり相当難しい。ベンチャー企業的にどこかでアクセルを踏み込む、それもまた一つの正解だと思うのですが、今回はあえてのミニサイズでやっていくことのメリットなんかを少し考えて見ようと思います。

私のはメインの会社勤めの傍で個人事業的に行政書士をしていますが、これについてはあまり大きく宣伝はしていません。どちらかといえば地味にひっそり、「行政書士やってるんだって?」と知人なんかに言われれば「やってるよー、なんか仕事ある?」ぐらいのノリです。同じようなペースで損保の代理店会社を経営し、別で勤めているタクシー会社の一事業として中古車販売をしています。がつがつやらないのんびり運営、もちろん理由はあります。

行政書士をビジネス的に成功させていくためには多くの案件を抱えて量をこなす、というのがまずは必要になってきます。損保代理店、車両販売も同様ですね。私の場合は他に本業もあり、おかげさまである程度の責任ある立場をお任せいただいています。こちらをおろそかにするわけには参りませんからこれらサイドビジネスをスモールビジネスとして成功させる、と決めています。自分のマンパワーの枠の中で処理できる方法を採ることにしている、というかそれ以外に選択肢はないわけです。あれこれ考え、結論と呼ぶにはまだ少し早いのですが、私の場合は車を売る→セットで保険を売る→売った車を出張封印で登録する(行政書士)の三位一体でこなしていくことで、三角形のどこからお客様が流入してきても僕のビジネスセットの中に入ってきてもらうことができる、そんな仕組みを目指すことにしました。対象営業相手は自分の本業の会社の社員たちから。実にシンプルで金のかからない仕組みだと自画自賛しておきましょう!

スモールビジネスのサイズ感で仕事をするメリットは、誰かを雇ったり、誰かに報酬を支払う機会を最小限にできることです。自分が動く、自分で売るという仕組みをとる以上誰かを雇う必要はないのですが、これは同時に規模を拡大しないということに他なりません。ここが難しいところで事業発展、収益をどんどん上げるとなるとどこかで規模の拡大の壁にぶち当たります。ここで規模を拡大するのは簡単です。拡大したい分だけのリスクを負えば良い。すごくシンプルですね。金銭的なリスクもあれば人的なリスクもあるでしょう。雇い入れた第三者がとんでもない不祥事をやらかしてビジネス丸ごと吹き飛ばされるようなこともあるかもしれませんし、どこかに拠点を構えたら火事を出してしまい社会的に抹殺されるようなこともあるかもしれません。最小限サイズのスモールなビジネスはこれらのリスクをできるだけ遠ざける仕組みでもあります。自分が動くから自分を信じれば良い。自分がやらかさないようにすれば良い。だから誰かを教育する必要もないしなんちゃらハラスメントに怯える必要もありません。自分一人が動くのだからコワーキングスペースすらもったいないです。私のメインオフィスは会社員として仕事をする会社のデスクですが、サブオフィスは車の中です。オンラインの打ち合わせなんかは全て車内ですませます。これで十分。事務所も、机も別に今はそんなに必要ありません。行政書士のルール上事務所は構えていますが、これも無くして良いなら無くしてしまいます。無くしてはダメということになっているので仕方なく維持するのですが。

おかげさまで、全ての事業立ち上げを2024年、今年に入ってから行いましたが今のところ順調に推移しています。少なくとも赤字にはなっていません。当然ながら大成功を収めているようなことは全くなくて、これまで2万円だったお小遣いを5万円に増やせました、ぐらいの成功でしかありませんがこの事業は来年も、再来年も続いていきます。損保は契約件数を積み上げていって成立していくビジネスモデルですし車両販売も顧客の輪が広がっていくことで紹介喚起ができるようになります。そして来年以降はもう一つ、この輪の中に小さな個人事業を組み込む予定で用意しています。来年はお小遣いを5万円から8万円ぐらいに増やせるように頑張っていきます。スモールなビジネスだからこその立ち回り、小回りのきくビジネス展開、自分の裁量でスモールビジネスを可能な範囲で拡大していく。結構、いや、かなり楽しいですよ。

本日は以上です。

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