甲子園中止を議論するより、球児を褒めよう
20日に行われた、運営委員会並びに理事会において、第102回全国高校野球選手権大会の中止が決まりました。
各報道機関から、中止の可能性があると出されていた報道が事実となった形です。
中止の可能性があるという報道から、主にSNSを中心に様々な議論が起こっていました。
その中で、僕が最も見た意見は、
「甲子園を目指していた球児たちがかわいそう」
この意見を本当に多く見ました。
ごもっともです。高校3年間、いや、野球人生をかけて目指していた目標がなくなりました。本当に悲しく、悔しいことだと思います。
しかし、
「かわいそう」と一言でまとめてしまうことがかわいそう。
甲子園で活躍する球児にみなさんは感動しているのでしょうか?甲子園の結果やプレーがすべてですか?
違いますよね。
仲間と切磋琢磨し汗を流す姿、苦しさを乗り越える姿、ひたむきにフェアアプレー精神で戦う姿
に感動したり、勇気をもらっているんですよね?
ここを褒めてあげませんか。SNSに書きませんか?
これらの姿は甲子園がある、なしに関係なくどんな高校球児でも持っています。
かわいそうと慰めるのではなく、甲子園中止の事実をしっかりと受け止めて、彼らの頑張っている姿を褒めましょう。
それが、僕たちファンができる最大限の応援だと思います。
最後に、、、
高校野球は「教育活動の一貫」です。
甲子園は目指すべき最高の舞台です。
しかし、甲子園以外にも高校野球の素晴らしさはたくさんあります。
そこを見つけましょう。褒めましょう。
中止でかわいそうと思う時間を短く。
この経験により、より一層、高校球児がたくましくなりますように。
球児よ、ここからが本当の人生のスタートだ。