理想のあなた
あなたがあなたの思いどおりのあなたじゃなくても私はあなたが好きなことに変わりはないし、あなたがあなたを否定しても私はあなたのことが好きだよ。たったそれだけを許せないひと、あなたが求める私はきっと初めから宇宙のどこにも居ません。
煩い流星群が流れている、自己肯定自己肯定自己肯定自己肯定自己肯定自己肯定、自己肯定の行列はやがてゲシュタルト崩壊する、だから列に並ぶのをそっと抜け出すひとがいる。
足下ばかり見ていないと石が転がっていることにも気づけない、一寸先の闇へ飛び込むつもりで転んでいるんだ、大河はそれこそを盲目と呼ぶ。
あなたはあなたのままでいい。
あなたを嫌いなあなたがいい。
あなたを許せないあなたの、硝子のようなはかない気高さを愛している、だからどうか砕けそうなまま走っていって。
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