家庭内ストックホルム症候群というものがあるらしい。
思春期にストックホルム症候群の原因となる事件を知って、ひどく憧れた。
ストックホルム症候群とは、ものすごく簡潔に書くと
加害者(犯人)に対して被害者が好意を持つ心理状態のこと。
そしてリマ症候群という加害者(犯人)も被害者に親しみや同情を持つ
という心理状態にも同時に憧れた。
この愛の形は最強だと思っていた。でもそれは恋でも愛でもなかった。
それはただの自己防衛本能と生き残り戦略の再現だった。
要は例えるなら
顔が怖い、態度も悪い自分の生き死に決定できる人が(幼少期の親とか)
時々笑顔だったり優しい言葉をかけてくれることで、沼ってる
パチンコでほぼ勝てないのに、たまーに勝てるから、沼ってる
そして家庭内では身体的、精神的DV、辛かった経験があっても、
時々優しくしてくれる、衣食住は確保してくれてたなど良いところを見て
親や保護者を慕うこと。
そんな状態は全然恋でも愛でもない。夢破れたり。
症状としてこんなのがある↓
自分を傷つけたり酷い扱いをしたりする人から離れられない
(なんなら愛してると思ってしまう)
たとえ離れても忘れられない
嫌いなんだけど、体の関係を持ってしまう
寂しくてパパ活しちゃう
10代20代の時年上ばっかりに惹かれる
ファザコンと言われる
合わない場所や人たちと交流しようとしてしまう
私がずっと忘れられなかったあの人は、私を大切に扱ってくれなかった。
だけど、辛い時話を聞いてくれた。
弱音を吐くのが苦手な私は、彼しか頼る人がいなかった。
そういう意味であの時の私にとって彼は、
私が生き続けるためにどうしても必要だった。
だから寂しくても傷ついてもそれは見ない様にして、
私の話を否定しないで聞いてくれたということだけで
唯一無二の大事な人と決めていた。
私が他の人にも弱音を吐けたら良かった。
そういう場所を見つけたら良かった。
前はそれができなかった。
だからこれからはそういう場所を見つけていこうと思う。
だから孤独にならないことに勇気だそう。
受け止めてくれる人はどこかにいるから。
なんなら私が話聞くわ。
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