【2024年1月15日-1月19日】たくさん知れる皮膚関連ニュース《ニキビに対する大きな誤解/非ステロイド性のPDE4阻害剤『クリサボロール』/アトピー性皮膚炎治療の新たな可能性「hUCB-MDSC」/妊娠中のデュピクセントなど貴重な情報・ニュースが多数!!》
普段見過ごしがちな皮膚関連ニュースを見逃さないようにまとめました。
新薬情報から肌改善・肌トラブルにまつわるニュース、科学が発見している新情報など貴重な情報・ニュースが多数!
気になる記事をピックアップしてアトピーの改善に役立てていきましょう!
💊注目皮膚関連ニュース
①【その他】アダリムマブ、処方割合は1.8%
『アダリムマブは中等度〜重度の化膿性汗腺炎の第一選択薬。しかし処方割合は1.8%』
治療決定に影響する5つの因子(痛みの閾値、治療リスクの認識、治療による疲労、疾患の理解、情報源)が同定されました。
生物学的製剤のリスクに対する誤解は治療開始の大きな阻害要因
②【ニキビ】ニキビに対する大きな誤解
😱ニキビに対する大きな誤解😱
→皮膚科に行けば1週間程度で治ると考えている方が多い
実は『短くても数カ月、症状によっては1年近くかかるのが一般的』
市販のセルフケアより、皮膚科で安く済む場合も
たかがニキビと考えるのではなく、早めに皮膚科を受診がいいですね。
③【その他】誤った方法で薬を塗っているかも?
【基本的だと思わず、基本に立ち返りましょう】
実はやっているようでやっていない?もしかしたら、誤った方法で薬を塗っているかも?
✅清潔な手で塗る
✅清潔な皮膚に塗る
✅チューブの口に触らない
✅やさしく塗る
お肌の為にも注意してみましょう☝️
④【肌トラブル】日焼け時、保護策を使用する人はたったの3%
『なんと日本では日焼け時、継続的に保護策を使用する人はたったの3%』
日焼け止めの重要性に対する再教育が必要という結論が出ているようでです……
特にアジア人は日光への曝露による色素性疾患を起こしやすいため対策は必須。
しっかり対策しましょう!
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/phpp.12932
⑤【新薬】非ステロイド性のPDE4阻害剤『クリサボロール』
治療歴にかかわらず、生活の質(大人・子供)、および家族の生活に与える影響が有意に減少!
軽度から中等度のアトピーに対して効果的な非ステロイド性のPDE4阻害剤『クリサボロール』
プロアクティブ療法で使うときに良さそうなイメージ🤔
今後がとても気になりますね✨
https://www.liebertpub.com/doi/10.1089/derm.2023.0112
⑥【新薬】アトピー性皮膚炎治療の新たな可能性「hUCB-MDSC」
アトピー性皮膚炎治療の新たな可能性。
『アトピー性皮膚炎の臨床的重症度スコアを顕著に減少』。hUCB-MDSCが安全かつ効果的な代替療法となる可能性を示唆!
ポイント:
炎症の抑制
T細胞の活性化を抑制
皮膚バリアの改善
皮膚の回復を促進し、再発後も治療効果を維持。
⑦【その他】癖置き換え法とは?
なぜ、かゆくもないのに掻いてしまう?
「掻き癖」はあることで減らすことが出来るかもしれません。
なんと、実施した方の50%以上が「癖」に悩まされることがなくなったそうです。
掻くことで炎症が長引いたりするので、「掻き癖」には注意が必要。
その対策方法は👇👇👇
⑧【新薬】妊娠中のデュピクセント
【妊娠中でもデュピクセントの実績豊富な先生に相談する価値はありそう】
一般的には妊娠中のデュピクセントは推奨されていないものの、患者の健康状態、リスクと利益を慎重に評価した上で使用する症例報告が出てきているとのことです。
相談する価値は大いにありそうです
⑨【新薬】イブグリースの製造販売承認を取得
イブグリースの製造販売承認を取得が行われたようです!
成人および12歳以上かつ体重40kg以上の小児に使用可能。
アドトラーザと同じくIL-13を阻害しますが、異なる経路で作用するのがポイント。新たな選択肢が増えるのはいいことですね。
⑩【肌トラブル】よくある誤解:「車内では紫外線の影響を受けない」
よくある誤解:「車内では紫外線の影響を受けない」。アメリカの69歳トラック運転手の事例が、興味深い。
28年間トラックを運転し続けた結果、なんと日光が当たる左顔半分だけが著しく老化したという研究結果が。
紫外線の強さは違いますが、それでもケアを怠らずに!
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMicm1104059
いかがでしたか?何か気になるニュースはありましたでしょうか。
また、新しいニュースや情報があれば、まとめてご紹介しますね。
次回更新をお楽しみに!
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