順序を追って話す「先⋯再(然後)」
2つの事柄を“先に〜をやって、それから…”と順序立てて話すことができます。この文法、ものすごく使います。例えば、ちょっと休んでから、ご飯の支度しよう、先にご飯を食べてそれからケーキにしよう、先にお風呂に入ってそれから食器を洗おう… 「再」の使い方は“何かを後回しにする”使い方もありますが、今回はあくまでも「順序」に焦点を当てた文法です
それでは見ていきます!
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基本のカタチ
主語が同一人物の時
主語+「先」+動詞1(+目的語) ,+ 「再」+動詞2( +目的語):まず〜して、それから…する
「再:副詞」は「然後:接続詞」または「然後/再」に置き換えが可能
・先にちょっと休憩して、ご飯を作る:我想先休息一下,再做飯
・まずご飯を食べて、お酒を飲みに行こう:我們先吃晚餐,然後再喝一點酒
・彼は先に家に帰って、それからここへ来る:他先回家,再來這邊
「然後」との置き換えが可能な理由はこちらの記事に↓
時間軸の概念に着目しています
では、先、後に行う物事の人物が違う場合
・主語1+「先」+動詞1(+目的語) ,主語2 +「再」+動詞2( +目的語)
・主語+「先」+動詞1(+目的語) ,「然後」+主語2+動詞2( +目的語)
・主語+「先」+動詞1(+目的語) ,「然後」+主語2+「再」+動詞2( +目的語)
後半の文章に注意です。「再」「然後」「然後/再」どれを使うかによって、主語2の置き場所が変わってきます。理由は簡単です。「再」は副詞、「然後」は接続詞なので、それぞれの品詞成分が主語の前か後かで変わってきます
・パパが先にお兄ちゃんに教えて、それからお兄ちゃんが弟に教える:爸爸先教哥哥,哥哥再教弟弟
・まず主人がお風呂に入って、それから私が入る:我老公先洗澡,然後我洗澡
例えばレシピのように順序が2個、3個以上ある時はどうするか?
「先」「再」「然後」「然後/再」とあの手この手のようですが、やはり同じ語を何度も使わず違う接続語を使って話を進めるのが“うまい文章”とのこと。2番目以降は重複を避けて次に、次に、と増やしていきます。最終的に「最後」で最後の文を持ってくるとうまくまとまります(๑・̑◡・̑๑)
例題:水餃子を作ろう
1、まず市場に行って野菜、肉と餃子の皮を買う:先到市場買菜、肉、餃子皮
2、野菜を洗う:再把菜洗一洗
3、中の餡を混ぜる:然後把餡拌好
4、餃子の餡を皮にのせ包む:然後再把餃子餡放在皮上,包起來
5、最後に水餃子を鍋に入れて茹でる:最後把水餃放到鍋子裡
え、それから?次は?と相手に聞くときにも、「然後呢?」と問いかけることで話を催促したり、その次の手順を聞くときにも使えますよ(๑・̑◡・̑๑)
水餃子、食べたくなってきました(笑)