自伝小説 ままごとかあさん2 3歳半健診(2)
相談しようと決めた理由は
もう1つあった。
娘の育て辛さだ。
1歳ごろ
トイレトレーニングをしようと
朝起きてすぐに
トイレに座らせた。
しようとしてもオシッコが出ない。
「オムツでしたのかな?
オシッコ出なかったね」
そう言って
便座から娘を下ろそうとしたが動かない。
「う〜ん。う〜ん。」
顔を真っ赤にして力みだした。
「オシッコ出ないこともあるんだよ
無理して出さなくてもいいんだよ」
そう話しかけても力むのを止めようとしない。
どうやら出さないと気が済まないようだ。
30分ほど力み続け
なんとか説得してトイレから出すことができた。
3歳になり
紙オムツから布パンツへ変わると
お漏らしが日常になった。
日に4回以上の着替えが続く日々。
お出かけしても
いつ漏らすかと気が気でない。
「おトイレへ行こう」
と声をかけても
「行かない!
今出ない!」
の一点張り。
声をかけたすぐ後に
お漏らしをすることも多かった。
他にも
食べ物の好き嫌いが多く
いつも食べているものが無いと言っては
癇癪を起こして泣きわめく。
ほんのちょっと
針の先ぐらいのキズが出来たと
泣きわめき
お風呂に入ろうとしない。
時間が無いからと
うっかり着替えに手を出すと
癇癪を起こして
はじめからやり直すこともしょっちゅうだった。
こだわりが強く
ちょっとした変更も許せず
その度に癇癪を起こして泣きわめく。
それらの出来事は
テレビで見た発達障害の症状と似ていた。
もしかしたら
この子にも発達障害があるのかもしれない…
ワタシの中で
ムクムクと不安が膨らんていった。
つづく
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