月村手毬に京都人らしさはあるのか?
月村手毬。出身、京都府。
これは名簿から見れる設定だ。
京都生まれ京都育ちの私はこの設定を見て親近感が湧いたのをきっかけにプロデュースし始めたので、とても大切に思っている。
しかし、中学校まで全国一の教育水準を誇る秋田県や宝塚歌劇団がある兵庫県のように、キャラクターと深い結びつきのある設定なのだろうか?
一人の京都府民として少し考えてみた。
関西弁
月村手毬を知っている人間なら、彼女が全て標準語で話すことも知っているだろう。
墾田永年私財法とこんでええねんを混同するだけでなく、NIAコミュで普通に関西弁を喋った有村麻央がいることを考えると、中学校から東京の学校に通っている月村手毬と関西弁との馴染みは少ないと考えていいのではないか。
しかし調査を進めると有村麻央の声優である七瀬つむぎさんは大阪出身であり、それを生かしてキャラクターにも関西弁属性を付与したであろうことが判明した。
方言に対するリスペクトが感じられる対応だが、これで方言の有無と月村手毬の京都人らしさは関係ないということが分かった。
ラーメン
月村手毬と京都。最も強い結びつきがあるのはラーメンだ。京都ではラーメンが人気であり、チェーン店の天下一品本店も京都市内にある。こってりという言葉はこの店の代名詞になっていると言えるだろう。
しかし、天下一品のこってりラーメンはとんこつラーメンではない。濃厚なスープには鶏がらと多様な野菜が使用されている。
月村手毬の好物はとんこつラーメンなので、意外にも両者に深い関係はないようだ。
ラーメンなら問題なさそうではあるが、少し意外な結果である。
人間性
京都人の最もキャッチーなところはその言い回しだろう。回りくどい表現で、直接的な言葉を使わずに文句を言う。筆者も未だ会ったことがない、ごく一部の人間が持つ県民性だが、これはある意味月村手毬と真逆で、ある意味似ている。
京都人は言いづらいことを知るはずもない合言葉で伝える。それに対して月村手毬は好意をキツい言葉に乗せて伝える。
どちらも素直になれないひねくれものと言えばそうである
まとめ
月村手毬に分かりやすい京都人らしさは無かった。そもそも京都市出身ではなく、宇治や舞鶴方面の出身である可能性もあるが、いずれにせよキャラクター性には繋がらない。
それでも私は、彼女の出身地に京都が選ばれたことに理由があるのなら、それは人間性の類似だと主張したい。
なんとも言えない結果だが、ここまで読んでくれてありがとう。
余談だが、秦谷美鈴は滋賀県出身だったら面白いなと個人的に思っている。京都府民は滋賀県民にとやかく言うが、生活用水をもらっている立場なので頭が上がらない。この関係性は二人に似ているなと思う。