見出し画像

【NZ南島MTB旅 2019】#1 クライストチャーチアドベンチャーパーク

クライストチャーチはニュージーランド南島中部にある中規模な都市です。
オークランドから国内線に乗り継ぎ、クライストチャーチ空港まで1.5時間ほどのフライト。

そんなクライストチャーチの市街地からほど近い場所にあるのが「クライストチャーチアドベンチャーパーク」です。


※南島の旅関連の記事はこちらにまとめています↓



クライストチャーチ アドベンチャーパーク


概要

リフトが1基あるアウトドアーアクティビティパーク。ジップライン、ハイキング、マウンテンバイクなどができます。2016年末に開業し、間をおかず山火事に見舞われています。2019年私たちが訪れた際は、半分ほどが禿山で物凄く見通しがよい状態でした。

谷を取り囲む一帯がパークとなっており、主に北向きの日当たりのよいひらけた緩斜面と西向き暗めの急斜面にコースが作られています。したがって地形のバリエーションが豊富です。

また、スキー場の夏季営業というわけではないので通年MTBパークとしての営業です。ただ雨で路面が濡れていたり風が強くリフトが動かせない日などはクローズとなります。

受付のiPadで名前や連絡先とかを入力、顔写真の撮影を済ませるとICチップ入りのリストバンドが渡され、これがリフト券となります。

受付のあるコンテナ
たしかリフトはセルフで自転車を載せます
リフト降り場から湾を臨む立地

土質・路面フィーチャー

晩秋ドライコンディションで走りましたが、粒子の細かいのぱふぱふの土質。バームなどはかたく固められています。そうでないところは土埃が煙のように舞います。転がりめっちゃいい系の土ではなかった記憶です。が、最近の走行動画を見てるとカチカチの路面にも見えますので…記憶違いかもしれません。
ウェットは走っていないのでなんとも言えませんが、雨中に近隣のパークを走ってもそこまでひどく滑りはしなかったのでこちらも同様かと思います。ただ先述の通り風や路面状況よっては(雨、雪、霜)クローズする可能性のあるので、事前にSNS等をチェックしておくとよさそうです。

路面は主に土。たまに岩と根。岩はあまり角の立ってない怖くないやつです。ガリー(溝)等浸食系の地形はありません。人工フィーチャーはそれほど多くないけどたまにある。「Flying Nun」の石畳とか面白かった。

コース

https://christchurchadventurepark.com/assets/66ac096814/Website-Trail-Map.pdf

2023年8月現在のマップ
大雑把に言うと、リフト(黄線)より上が急斜面、下が緩斜面

日本と同じグレード分けで、緑→青→黒の順に難しくなります。
見慣れないのはそれらにプラスされたオレンジ色の楕円囲い。これがあると「フロー・ジャンプトレイル」ということになります。
※HPで確認したところ、2023年8月現在は「FLOW」と「TECHNICAL」で区分けされているみたいです。

2019年当時のマップ
オレンジ色の囲いはフロー・ジャンプトレイルのマーク

こちらで是非走ってほしいのが「Handle The Jandal」というブルーのフロートレイル。後半のどでかいバームの連続がめちゃめちゃ気持ちよくて誰でも楽しめるやつ。あとTECH系のシングルブラック「Shredzilla」もほどよい感じに岩岩していてよかったです。記憶はないけど「Gung Ho」というTECH系ブルートレイルも楽しそう。

走行動画はこちらに(コース看板を押すと動画に飛びます)↓

バイク選択

トレイルバイク〜エンデューロバイクあたり。
ダブルブラックは走っていないので分からないですが、90%以上はシングルブラック以下のトレイルなのでダウンヒルバイクだと多少オーバースペックかなあ?と思います。あとリフト降り場からのトラバース移動の際に少しだけ辛いかもしれません(ゆるい登りを含むジープロードを数百m程度移動しなければアクセスできないトレイルがあります)。

アクセス

私はクライストチャーチ市街地の宿から自走で行きました。30~40分ほどだったと思います。ほかにはバスで行く方法もあるようです。乗ったことはありませんが、クライストチャーチを走るバスには自転車ラックがついているのです。
あとは、中型のシャトルバスが多く運行しているのでそれを使うという手もあります。これは空港から宿への移動の際に使用しましたが非常に便利です。コンテナを引いていて自転車も余裕で乗ります。

食事、その他

センターハウスでは食事やビールが楽しめます。結構美味しくて居心地もよいのでついつい長居してしまいます。

よくあるサンドイッチとケーキのショーケース
ラムとフェタチーズのサラダ
とてもおいしかった

受付にウエアやパーツ等の売店が併設されています。サービスセンターもあり多少のメカトラは対応可のようです。

空気入れ放題

感想

17時ごろになると学校や仕事を終えた地元民が続々やってくるこのパーク。「ガチ」っぽい雰囲気のないライト層、夏休みの小学生、仕事帰りの大人たちなどの幅広い客層が、ダウンヒルメッカのクイーンズタウンバイクパークとは対照的でした(今は変わっていたりするのかな)。

街からのアクセスもよい上、程よい広さに多様なコースが凝縮されており、どれも日本で味わえない種類のものです。天候の関係で1日だけしか走れなかったのですが、できるならもう1,2日走りたかったなという感想です。昼過ぎくらいにコースの特性やパークの全体像が掴めてくるので「うーんやっぱりもう1日欲しいな!」となります。

全体的に大規模なマシンビルドトレイル(ウィスラーみたいな)という感じではないので「ハイスピード、ビッグジャンプ、ビッグフィーチャー」系を走りたくて海外に行く人には少々物足りないかもしれません。逆にそうではない人には非常におすすめ。もちろんパークとしてのクオリティは日本のどこよりも上なので、どんなレベルの人でも行って損する場所でないはずです。

ちなみにトレイルビルダー浦島悠太さんがNZで働いていた際に作ったトレイルもあるとのこと。どれかなーと考えながら走るのもまた一興かもしれません。


#自転車 #アウトドア #ニュージーランド #自転車旅 #マウンテンバイク #MTB #トレイル #クライストチャーチ #クイーンズタウン #トレイルライド #アウトドアアクティビティ #ワナカ #海外ライド #マウンテンバイクフィールド #マウントハット