【ロトルアMTBの旅 2023】 ライド編2日目 - ファカレワレワのトレイルってどんな感じ?
1日目はこちら。
追記:ロトルア旅はこちらにまとめました↓
昨日は例の民家に泊まりました。どうやらNew Zealand Mountain Bikingの手配してくれたエアビーハウスのようです。
これがすごくて、中身は完全なるMTBer用ハウス。
まずトレイルから30秒くらいの距離。
それからいたれりつくせりの設備。
サウナ
露天ホットタブ
洗車場
屋外にお湯の出るシャワー
屋外自転車置き場からすぐランドリールーム
ランドリールームにシャワー2個
寝室のそばにもトイレ&シャワー2個
バイクピット、メンテスタンド、工具
マッサージルーム
暖炉のある憩いスペース
1人1つ個室
まさにマウンテンバイカーが夢見る理想の家って感じ。
異常にシャワーが多い理由は2日後に知る。
とりあえず日本人として外せないホットタブに浸かる。
なんだかラグジュアリーだわあ!
そして詳細不明だった食事は、なんとガイドのジェイミーとモーガンの手作りご飯でした。初日の晩ごはんはお野菜パッタイ。おいしい!
2日目の朝も手作りご飯を食べ、コーヒーをぐびぐび飲む。9時ごろにプライベートシャトルが迎えにくる。
2日目もファカレワレワで乗ります。いくぞー!
肝心のファカレワレワフォレストのトレイルについて。
動画はあるけど、見てもイマイチ感覚的によくわからないので、ここでは言葉でできるだけ書いてみます。
動画はこちら↓
土質
あまり語られないけど大事なこと。土質。
ロトルアには火山があるので、火山灰ベースの土だと思います。ふじてんに似て水捌けがすごく良く、ウェットでも滑らない。ふじてんより粒子が細かい気がする。
濡れてるのと黒黒としてるのもふじてんっぽい。
乾くと赤っぽくてパサパサ土埃が舞います。
実は2日目以降ずっと雨ライドだったんですが、滑ってコケるということはありませんでした。
ほんとに素晴らしい土質です。
トレイルのタイプ
基本、木の間を縫うようなシングルトラック+α的な幅のトレイルが続きます。
地形的に重機が入れなさそうなところが多いので、手作業が多いのではないでしょうか。なのでバイクパークみたいなどでかいバームやどでかいジャンプ、という感じではありません。でもバームとかの形は必要十分でただただ気持ち良い。
斜度は緩め、たまに登り返し。要所で落差がある。
自然の地形を生かしてて手の入れ方も絶妙。
トレイルにもて遊ばれて楽しい。
例えるなら…ふじてん100個分!
ふじてんくらい楽しいトレイルが5倍以上の長さで100本以上あるからこれでも控えめな表現かもしれない。
トレイルには、フローなのも、ガタガタなのもあります。
主なフィーチャーは根っこ。あと雨が多いようで、水が流れてできた溝(ガリー)。
岩や石ころはほとんどありません。ラインチョイスも多様だしこれは乗り込むほどめちゃくちゃ楽しいと思う…。ローカルがうらやましいです。
難易度
グレーディングは5段階。
1が黄緑、2が緑、3が水色、4が青、5が黒。
基本的にGRADE3まではなめらかに整備してあるコース、GRADE4, 5は溝や根っこが出てきます。
前述の通り岩はほとんどなく、プロテクターせずに走ってる人もいる。ヘルメットもハーフが多い。
GRADE4でも多くはローラブル(ドロップの必要がない段差)、たぶんGRADE5でロールできないドロップとか出てくる感じ。
GRADE5
走ったのか、どれだったのか、イマイチよく覚えてないけど、たぶん日本にはほとんどない感じなんで例えようがないかも。ここは上手い人ほど楽しめるんじゃないかと思います。どこで飛ぶか、インかアウトか。
ドロップの手前には赤字の「XXX」の看板が出てました。(全てのドロップにあるのかは分かりませんが)
代表的なのはTumekeとか。
GRADE4
私たちはGRADE4をメインで走りました。
ちょうどパノラマのB上部をもう少し整備して長ーくして滑らなくした感じ、またはふじてんのNaughtyよりちょっとワイルドめのトレイルが延々と続く感じ。あえて自然な”荒れ”を残していて、かと言って危険だと感じる箇所はなく、ほんとうに「よくできてますねぇ〜」と唸ってしまいます。
根っこは削れて白くなって濡れてたけど日本のほど凶悪ではなかった。意外と大丈夫。不思議なのが、根っこだらけでもフローを感じたりすることがあったこと。どんな魔法なんでしょうか?
代表的なのがBilly T, Tihi o Tawa, Tuteata。
GRADE3
GRADE3の路面は綺麗にメンテナンスされています。ただタイミングによりブレーキバンプがあったりするみたいです。でもGRADE4と同じで要所はメンテしてあるので、安心してトレイルに身を任せられます。
簡単すぎてつまんないなんてことはまっったくなく、叫びすぎて吐きそうになったり唇が歯にくっついたり、要はははっちゃけるのに最高です。
ブレーキを開放して身を任せるべし。
代表的なのがSplit Enz, Eagle vs Shark。
GRADE1,2
これは走ってないのでよくわかりません。
が、マウンテンバイク目的でない観光客の方でも安心して乗れるトレイルがこの辺りだと思います。
レンタルバイクもあるので、森の散策がてら乗るととても気持ちいいと思います。
登り
登りはジープロードがメイン、一部登り専用トレイルがあります。
パブリックシャトルの停留所は2ヶ所しかないのに対しファカレワレワのエリアは上の地図の通り広大なので、シャトルを使ったとしても意外と登ります。
全く登りは走りたくない人、とか、ダウンヒルバイクとかは正直ちょっとつらいかなと思います。が、めっちゃきつくて仕方ないってほどでもない。トレイルライドする人ならたぶん大丈夫。
トレイルの長さ
走り出したら最低5分くらいはジープロードには出ません。上から下まで通しで走ると富士見パノラマとはいかないまでも、少なくともその2/3以上はある気がします。
日本のトレイル環境になれた私たちにしたら、え?まだあるん?ってくらい長く楽しませてくれるので、もし自走で走るにしても登る甲斐は十分あると思います。
最後に…おすすめの走り方
これはもう断然ガイド+プライベートシャトルを推したいです。休みの短い日本人には特に!
1ヶ月休みとかならのんびり走ればOKだけど、大概1週間とかじゃないですか。体力も時間も限られてる中最大限楽しむには、ガイド帯同のプライベートシャトルが最適です。今回のツアーに参加してみて思いました。
New Zealand Mountain Bikingのガイドでファカレワレワを走る場合、だいたい朝9時から13時ごろまで。
下ったとこにシャトルが待機してくれてるのと「次どこ行く?」なアイドル時間がないのと、パブリックシャトルより搬送範囲が広いのとで、4時間でお腹いっぱいになれます。
宿に戻ってお昼のサンドイッチ食べた後は自由時間だったんで、温泉行ったり散策したり、ライド後の時間も有効に使えました(ライド以外のアクティビティについては3日目以降の記事で詳しく書きます)。
あとはなんといっても、ガイド勢のローカルラインを追うのが堪らなく面白い!
スマートなライン、おバカなライン。やっぱりローカルは見えてるラインが全然違う。同じトレイル走るのでもかなり違った体験になること請け合いです。
1日単位のツアーもあるので、初日だけ案内してもらって雰囲気掴めてきたら後は自分で、とかそういうのもいいと思う。
とにかく。超おすすめします。
この日はライド後にセルフでヘルズゲートというマッドスパに。予約はジェイミーが手伝ってくれました。
別府みたいとか言わない。
晩ごはんはステーキ。マッシュルームソースとクマラの付け合わせがニュージーランドっぽい。
明日はファカレワレワじゃないとこ走るって!
次記事はこちら。