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現在のマスコミにはIT技術の基礎を持った人材が求められている。

今日のテーマは二つあります。一つは流通業界でトラックドライバーが足りなくなるという問題で、もう一つがマイナカードの問題です。それぞれ全く違った問題のように見えるのですが「情報」という共通点があります。

例えば流通業界で適正運賃が決められないのは流通業が細分化していて「いくらもらったら元が取れるのか」がわからないからだという指摘があります。ここに流通情報を独占するAmazonが入ってきたことでトラックドライバーたちは価格交渉能力を失ってしまいました。つまり「情報戦争」に負けてしまったわけです。

一方でマイナカードの問題には「データベースの一元化とインデックシング」という問題があります。一見難しそうに聞こえるかもしれないですが、システム設計では最初に習う基本のキです。

こうした問題についてきちんと整理できている媒体もあるのですが「なんかよくわからん」という媒体もあるようです。マイナカードの問題ではわかっている媒体の例として日経新聞をあげ、わかっていない媒体の例として読売新聞をあげました。

確かな野党がないのでマスコミが問題を整理して政府に提示してやらない限り、政府はブレーキのない車のように走り続けます。実は政府もよくITについてわからない人が中枢にいるからです。おそらく「世襲」が問題というよりも専門知識を持った人が政府の要職につけないのが問題なのでしょう。

全体としてITの知識が乏しいために単なる批判のための批判が横行し「なんだかよくわからんが混乱している」のだから「全部を止めないと」という極端な論調が横行しています。


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