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  • The Key Questions 編集後記

    The Key Questionsの記事を書いた後の感想をまとめます。

最近の記事

2024年11月22日の政治・時事ニュース エンタメ化する政治とSNSの虚偽情報の関係

普段はあまりポジションを作らないようにしているのですが、今回のテレビ VS SNSでは「テレビが一方的にSNS批判を繰り広げるのは違うんじゃないのか?」というポジションを作っています。 結構いろんなことがわかってきています。 日本もかなりひどい状態になっているのですが、アメリカはもう大統領府自体がエンタメ化しています。格闘技団体の経営者だった人が文部科学大臣に指名されるみたいな状況です。つまり話題を提供してお金を集めた人が大統領になれるという状況でYouTuberのクリッ

    • 2024年11月21日の政治・時事ニュース コメントに返信をする

      普段はほとんど全くコメントなどつかない当ブログですが斎藤元彦さんの件については複数のコメントを貰いました。当初はコメント欄を通じてライブ感を演出し閲覧数を増やしたいというシタゴコロがありコメントを奨励したりしていたのですが全くコメントが付きませんでした。ちなみにNOTEでの記事配信もその当時に始めたんですが、こっちはそもそもどれくらいの人が読んでいるのかをどう把握していいのかすらわかってません。 ということでこの小さな盛り上がりについて「一体普通の政治・時事ニュースとこのニ

      • 2024年11月20日の政治・時事ニュース 斎藤元彦知事当選の原動力「隣の芝生は青い」

        斎藤元彦知事の再選について書いた記事にコメントを貰いました。 大阪市は維新になってから都心が発展した。しかし神戸市は斜陽都市であり衰退が進んでいると指摘しています。さらに大阪のテレビからは「高校に対する補助金」のニュースが流れてきますが、兵庫県の高校はかなり予算不足に苦しんでいたそうです。これが斎藤知事になってちょっと良くなるかなあと思っていた矢先に「実はパワハラ知事だった」という報道が大阪から出てきます。 兵庫県民としては「大阪はうまく行っているのになぜ兵庫はこうなんだ

        • 2024年11月19日の政治・時事ニュース 「お気に入りの真実=ポスト・トゥルース時代」にトクをするのは誰か?

          SNSが台頭しそれぞれがお気に入りの真実に耽溺するようになるとトクをするのは誰かを考えました。結論から言うと情報処理能力が高い人はトクをしますが、そうでない人は持っているものをよろこんで他人に差し出すようになりますし、盗られていることすら気が付かないかも知れません。

        • 2024年11月22日の政治・時事ニュース エンタメ化する政治とSNSの虚偽情報の関係

        • 2024年11月21日の政治・時事ニュース コメントに返信をする

        • 2024年11月20日の政治・時事ニュース 斎藤元彦知事当選の原動力「隣の芝生は青い」

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        記事

          2024年11月18日の政治・時事ニュース 日本にもやってきた本格的なポスト・トゥルース時代 兵庫県知事選挙概況

          ということで兵庫県知事選挙について分析しました。まずYahooニュースを見て「稲村さんが負けた」と知ります。次にXを見てマスメディアに対する憎悪が募っている様子を確認しびっくりしました。 この時点では「とはいっても若者都市部の流行であろう」と考えたのですが、出口調査の内容を見て「意外と根深いんだなあ」と感じました。斎藤さんがトップを取った自治体は淡路島・瀬戸内海沿岸地域・山陰までつながっており、東の端と西の端だけが稲村さんが勝利した地域(地元の尼崎とおそらく隣接する川西を除

          2024年11月18日の政治・時事ニュース 日本にもやってきた本格的なポスト・トゥルース時代 兵庫県知事選挙概況

          2024年11月17日の政治・時事ニュース やりたいようにやって何が悪いという時代の到来

          今日のテーマはアメリカの次期人事構想です。意識高い系に対する反発が広がっておりこれに対抗する動きが出てきています。コロナ禍で行動を制限されていた国民はバイデン大統領が掲げる民主主義的理想に反発や敵意を向けています。 トランプ政権の人事の中核には性的スキャンダルを抱える人が多いのですが、これも言い方を変えれば「眼の前の欲望に忠実で見境がない」ということです。 普通こういった子どもは父親や母親に「理性的な行動」を求められます。司法当局などは」「父親的」にやってはいけないことを

          2024年11月17日の政治・時事ニュース やりたいようにやって何が悪いという時代の到来

          2024年11月16日の政治・時事ニュース 議会承認をかいくぐるアメリカ憲法の裏技とは……

          トランプ氏が司法省に対する報復人事を発表しました。自身も問題を抱えているため在任中に司法省を潰してしまいたいという切実さを抱えています。問題になるのが「上院の承認を得られるか」です。一部の識者が「実は上院の承認を回避できる裏技がある」と主張しており、これが本当なのかを調べてみました。 まずChatGPTに「これは本当なのか?」と聞いて検索ワードを抽出し英語記事を検索。それを機械和訳して記事を書いています。いや、便利な時代になったもんですね。ブログはゲイツとしていますが正しい

          2024年11月16日の政治・時事ニュース 議会承認をかいくぐるアメリカ憲法の裏技とは……

          2024年11月15日の政治・時事ニュース 破壊するアメリカと意地悪をする日本 民主主義の力学的考察

          本日は民主主義が中間層を無視すると「暴力的な力学破壊」が起きる様子を観察しました。日本でもアメリカでもこうした破壊が起きていますが大きな違いもあります。 日本では既得権を持つ人達がシステムの維持を優先し現役世代の背中に「石を積み続けて」来ました。これに耐えきれなくなった現役世代は「ゲームに参加しない」ことで消極的に抵抗してきました。 しかしながらメインストリームが「これでいいのだろうか」と迷い始めたことで第三極の存在感が増してきます。彼らの戦略は「自分たちを裏切るなら自分

          2024年11月15日の政治・時事ニュース 破壊するアメリカと意地悪をする日本 民主主義の力学的考察

          2024年11月14日の政治・時事ニュース 現代版マンハッタン計画の敵は自国政府

          アメリカ合衆国で政権交代がありました。今回の特徴は反知性的な色彩の極めて強い数々の政策です。トランプ次期大統領は政府効率化省という名前の政府外部局を作りイーロン・マスク氏らを責任者に任命しました。省という名前はついていますが議会承認を経ない時限的な政府外組織になります。 現代のマンハッタン計画だ!と意気軒昂ですが、マンハッタン計画はアメリカ合衆国の敵(ドイツや日本などの外国)に対する攻撃ですから今度の敵はアメリカ政府ということになります。 つまり 民主的に選ばれた政府が

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          2024年11月13日の政治・時事ニュース 国民の背中に「徐々に石を背負わせてきた」のは誰か?

          今日は終身雇用制の崩壊について書きました。どうやら全体的に「複数の場所で・細切れに」働くという状況が出来上がりつつあるようです。具体的にはギグワーカーやスポットワーカーと呼ばれる存在が増えています。 そんな中で国民民主党が「手取りを増やす」政策をいい出したために議論が混乱しています。全体で起きている終身雇用の崩壊について扱わずに年金制度について伝えると、一体何を議論しているかわからなくなり議論が却って混乱します。 ただこれについて考えたあとで「ああ教師にも同じ問題が起きて

          2024年11月13日の政治・時事ニュース 国民の背中に「徐々に石を背負わせてきた」のは誰か?

          2024年11月12日の政治・時事ニュース 国民民主党の危ない綱渡り

          先日は玉木雄一郎氏の不倫が大きな騒ぎになっていました。特に玉木氏の減税に期待する人にとっては「こんなことで玉木さんが潰されては困る」と考え動揺したようです。 しかし記者たちとのやり取りを見て「その場を取り繕う才能」には恵まれていると感じました。これが彼の才能の一部になっているわけですが、却って危険な状況に追い込まれつつあるように思えます。これを時事通信は綱渡りと表現しており、玉木雄一郎氏はさしずめ曲芸師ということになります。 問題は「なぜ日本の政治家は曲芸を余儀なくされる

          2024年11月12日の政治・時事ニュース 国民民主党の危ない綱渡り

          2024年11月11日の政治・時事ニュース 行き詰まる議会政治ー政治が直面する「議論の共通基盤が作れない」問題

          首班指名選挙まで大きな話題はないのかなと思っていたのですが、支配政党なき政治の正解が見つけられず各政党とも見せ方に苦労している印象があります。その原因を考えると「議論の共通基盤が作れない」という問題があるようです。

          2024年11月11日の政治・時事ニュース 行き詰まる議会政治ー政治が直面する「議論の共通基盤が作れない」問題

          2024年の政治・時事ニュース やる気と希望 「民意」を恐れる人たちが国民から盗むもの

          今週は国民民主党が提案した「手取りを増やす方法」が却って最低賃金近くで働いているパートの人達の手取りを減らす方向に作用していることを観察しました。背景にあるのがステークスホルダーたちのおそれです。おそらくこれをポピュリズムと考えていて「何かを盗られる」という感覚があるのだと思います。その更に背景にあるのは「日本が再び成長するはずなんかない」という確信だと思います。 結果的に「手取りアップ」を求めて投票したことが「手取りダウン」の引き金を引いてしまうわけですね。 ただこうし

          2024年の政治・時事ニュース やる気と希望 「民意」を恐れる人たちが国民から盗むもの

          2024年11月9日の政治・時事ニュース 有権者はもう諦めて日本の衰退を受け入れているという判断でよいのでしょうか?

          今日のお話はかなり複雑です。選挙が終わってから一週間くらいは「手取りアップ」の話が飛びかっていました。しかしそれが落ち着いたら今度は厚生労働省が大企業のパート全員に厚生年金の加入を求めるという手取り減の話が出てきています。 国民民主党が反対するのではないか?と思ったのですが玉木雄一郎代表が反応した形跡はなく「おそらく手取りには興味がないんだろうな」と判断せざるを得ません。Xではトレンドワード入りしていましたが断固反対という人もいません。Quoraでもいちおう聞いてみたのです

          2024年11月9日の政治・時事ニュース 有権者はもう諦めて日本の衰退を受け入れているという判断でよいのでしょうか?

          2024年11月8日の政治・時事ニュース ドイツも日本も経済不調を背景に国民の不満が爆発

          アメリカ合衆国で大統領選挙が行われトランプ氏が大きく勝ちました。内容を見ると民主党の政策にかなり敵意が高まっていたことがわかります。トランプ氏は訴訟も抱えており重罪で有罪判決もでていますが、それよりも経済問題が優先されたことで衝撃も広がっているようです。 ドイツでは連立政権が崩壊しました。支持率低下に焦った自由民主党が世論に訴えた結果とされていますが、そもそも夏までに合意するはずだった予算案が成立しなかったことが遠因にあるようです。 日本でも予算委員長が立憲民主党の手にわ

          2024年11月8日の政治・時事ニュース ドイツも日本も経済不調を背景に国民の不満が爆発

          2024年11月7日の政治・時事ニュース 日本の国会で・アメリカの大統領選挙で静かに進む異変

          アメリカ大統領選挙でトランプ氏の勝利が確定し日本のXでは「マスコミはハリス推しだったがそんなのは全部ウソだ!」というような投稿が溢れていました。背景を分析すると経済に不満を持っている人たちがトランプ支持に転じ大きな違いを生み出したようです。アメリカでも静かにくすぶっていた火が重罪人トランプの大統領復帰につながりました。 その後株価も急伸しXでもはお祭りムードが溢れています。また、マスメディアが頭が良くてうまく行っている人たちの代表とみなされており、そこに手が届かない人たちが

          2024年11月7日の政治・時事ニュース 日本の国会で・アメリカの大統領選挙で静かに進む異変