千葉市でコロナによる行き倒れの死者
岸田総理が新型コロナ対応などで会見をした。なんとなくいろいろやっているという感じだったがどうも要領を得ない。とはいえ「今後1週間どう行動するのか」を決めなければならないため、千葉市のウェブサイトを探すことにした。
市長が変わってから千葉市の情報発信姿勢はまた後退してしまった。市職員は国の「とにかく今まで蓄積した経験を生かして一人ひとり気をつけて行こう」というようなことしか言わないだろう。そもそも統計も単に年齢が出ているだけで行動指針としては使えそうにない。
ただ7月14日の数字(感染は7月11日のもの)を再集計してみて、感染者の1/4は10代以下だということがわかった。学校や幼稚園・保育園などで蔓延しているのだろう。ワクチンを積極的に接種していないであろう年齢層の人たちが主に感染していることもわかる。
岸田総理にせよ医師会にせよ高齢者に影響が出ない限り動かないんだろうなあという気がした。50代を高齢者に入れたとしても1/4しか高齢の感染者はいないからである。
ただ、前回ちょっと触れたようにワクチン接種を推進したからといって新しい株への予防効果はあまり得られないようだ。つまりほとんど打ち手がない状態と言って良いのだろう。ますます「自分はどう行動すべきなのか」がわからなくなってしまった。
もう一つわかったのはクラスターがほとんど発生しておらず市中に感染が広がっているようだということだ。気をつけても仕方ないのかもしれない。これが7/13の報道だ。
さて、統計の中に「不明」という人がいた。医療が発達している現在に不明の人などいるはずはないと思った。だが千葉日報によると行き倒れの女性だったそうだ。道端にばったり倒れている人がコロナということがあるんだなあと思ったのと同時に、現代の日本でも行き倒れの死者というのが起こり得るんだなあと感じた。
結局、感染者が急激に増えているとか芸能界でも感染が広がっているという「自分の意思決定に役に立たない情報」が飛び交うばかりで「何に協力しなければならないのか」とか「どう注意したらいいのか」ということがわかる情報は一切見つからない。
さらに「行き倒れによるコロナ死者」というあまり知りたくなかった情報まで見つけてしまい、なんだか暗い気持ちになった。
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