会話術
場の空気が読めない人、と思われたくない。
なにか〝気のきいたこと″いわなくちゃ…
そう思うと、あせって言葉が出ない。
話ベタな自分にほとほと閉口する。
ふたりだけだったら、いくらでも話せるのに…
大勢になると、からきしダメ。
これって、一生直らないものなの?
*
〝気のきいた言葉〟なんて探すことないよ。
ひとりひとりの感性は、ぜんぶ違うから、
〝ワタシが感じるまま〟以上のステキな言葉はない。
ふたりだと話せるのは、
相手のいうことをよーく聞いて、
共感したことや、違いを伝えようとするからでしょ?
大勢になると、いろんな価値観が行き交うから、
ピッタリする言葉を探そうとすればするほど、
見つからないのは当たり前。
だから、ちっとも話ベタじゃない
相手の気持ちをそっと思いやる、聞き上手!
これから大勢の前で話すときは、
ワタシの世界に浸っちゃおう。
「どこかで、だれかがわかってくれたらいいや」って
最初から割りきって、
そのとき感じたことを、その場で言葉にしてみて。
まるで、花壇の前で花たちに語りかけるように
飾らない自分でね。
そうすれば、〝素のワタシ〟が伝わるから。