ルフィは最終的に「天下無敵」の存在になる
思想家の内田樹先生の新著「武道論」を読んでいると、次の文章が目に留まった。
「天下無敵」とは「天下に敵なし」ということである。「敵がいない」というのは「いたけれど排除した」ということではない。「そもそも、いない」ということである。世界を見渡したときに、「敵」と呼ばれるようなものが存在しない広々とした、穏やかな境位に至ること、それが武道修行の目的である。私はそう考えている。(『武道論』より抜粋)
この文章を読みながら、私はルフィの顔が頭に浮かんだ。ルフィは敵を作らずに人を巻