「烏は主を選ばない」×「カラスの教科書」
古代日本の八咫烏を題材にした2024年春放送中のアニメ「烏は主を選ばない」。
描写される服装から建築物まで独特な世界観を漂わせるこれからが楽しみなアニメですね。
毎度、アニメと実際の知識をかけ合わせて考察していますが今回は八咫烏の元となったカラスの生態からアニメを分析していこうと思います。一話までの材料からの考察になります。遅筆です。
お断り
一通りカラスの生態の資料について読んだあとにアニメを見直したら、登場人物は全員八咫烏とのことでした。そのため、調べたことはほとんど生かされないと思います。供養として、もしカラスの生態が当てはまったらという妄想で今回の記事は埋まっております。ご容赦ください。
馬とほかの八咫烏の違いとは
作中においてほとんどカラスの形態に変身しない桜花宮の人々の中で異彩を放っていたのが馬たちです。彼らはカラスにも関わらず人に変身することなく奴隷のように貴族たちに仕えています。人間のような思考をしているようには見えずただの動物のようにも見えます。実際、八咫烏の証明である足の描写はほとんどされていません。後半において貴族を運んでいたときに馬の全身は映っていますが小さすぎてその足が2本なのか3本なのかわかりません。そのため、馬は普通のカラスではないかと推察できます。
カラスの恋愛について
カラスのペア作りにおいて興味深い点は「縄張りよりもペア形成の方が先」ということです。一般的な縄張りを持つ鳥の雄は縄張りを持った後にペア形成を行うことを考えてみると極めて異色であると考えられます。この話を知ったときに最初に私が思ったことは集団の中でペアを見つけるという点においてみると人間の自由恋愛に近いなといったことです。人間の恋愛の価値観は人それぞれであり金、見た目、中身と多岐にわたりますがカラスの場合は力がすべてです。実際、集団の中で一番強い雌と一番強い雄がペアになります。これをアニメに当てはめると4人の中で一番強い女性と若宮が婚約するという展開があるかもしれません。4人が決闘を総当たり戦でやるとした場合に強いのは、浜木綿でしょうか。男気あるし水属性っぽいし、、、、
さすがに飛躍がすぎましたが、力ではなく知力で后が決まるという展開はありそうです。権謀術数が張り巡らされた桜花宮において后として若宮を支えていけるのは知力がある人間だと考えれます。その時あせびに勝ち目があるのか疑問に思いますが。悔しさをバネにより成長するジャンプ漫画の展開は好きですが、そういう雰囲気のアニメではないような気がします。あせびがどうやってただただ純朴な性格から魅力あるキャラクターになっていくのか楽しみです。
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