億を稼ぐ積み上げ力 | 継続力と長期的な成長【要約/マナブ】
まいどひでやです!
さて今回はブロガーで、ビジネス系YouTuberでもあるマナブさんの『億を稼ぐ積み上げ力』をご紹介したいと思います。
この本は一言で言うと、才能がなくても、継続力で成果を出す方法を知ることができる本です。
冒頭でマナブさんをブロガー、YouTuberと紹介しましたが、この情報は2020年時点のものです。
今は事業ではある程度稼ぎ切ったのか、投資家をされていると思います。
ビジネス系YouTuberが盛り上がった2020年頃は頻繁に動画をアップされており、色々と勉強させて頂いたインフルエンサーさんであります。
マナブさんは、インフルエンサーになってからは1年間で億を稼げるようになっていますが、27歳のときは月収5万円、貯金0円だったそうです。
大学卒業後にフィリピンのセブ島で就職するも11カ月で退職、フリーランスとして独立します。
しかし起業の失敗によって一度は人生のどん底を経験。
そんなニート期間中のある日、お父様がポンっと渡してくれた5万円をきっかけに自分のこの先について真剣に考え、ブログ活動を開始しました。
そこからブログのアカウントをコツコツ育てること4年間。
ブログの毎日更新を1000日以上継続することで、収入が月収5万円から月収300万まで増え、地道な努力の結果、億を稼げた人です。
自宅で完結できるWeb事業だけで成功を収めた好例だと思いますので、
副業がトレンドである現代において、真似できる点が多いのではないかと思います。
特に継続することの重要性を中心に語られております。
また、成功する為に不可欠な行動面・メンタル面についても紹介されているので、
個人的に刺さった部分を中心にまとめていきたいとおもいます。
それでは早速参りましょう。
1.積み上げるためのシンプルなコツ
マナブさんによる継続のコツが以下の通り。
朝一番にやる
終わるまで他のことをしない
〇〇したら〇〇すると決める
休日という概念をなくす
シンプルすぎて笑ってしまいますが、このスタイルを徹底的にやるという話です。
とにかく、これを習慣化するまで続けましょう。
特にマナブさんはブログを「朝起きたら最初にやり、それが終わらない限り他のことをしない」と決めたそうです。
また、毎日更新するわけですから休日という概念もなくします。
なぜなら、習慣化のためにはとにかく毎日継続することが大切だからです。
そもそも「今日はやるかやらないか」という心の迷いが脳みその無駄遣い。
なので、休日は敵だと思って、毎日努力しましょう。
「その”積み上げ”が難しいんだよ!」
と言う声が聞こえてきそうですが、この積み上げを可能にするのが「習慣化」の力。
最初しんどいのは確かですが、次第に疲れは最小化され成果が最大化されていきます。
そのうち歯磨きと同じくらいになるそうです。
ちなみに最も辛いのは最初の90日で、中でも開始して30日までが本当に辛く、ほとんどの人が最初の30日で挫折するとマナブさんは言っています。
たしかに僕自身も新しく何かを始めた時、最初の1カ月をやり切れるかどうかで、今後も継続できるかが決まることが何度もあったので、ドキリとさせられてしまいました。
「最初は誰しも辛いし、それを軽減する方法は継続しかないんだ」と割り切ってやり切りましょう。
2.積み上げながら諦める
お先真っ暗なことを言いますが、努力を継続すると、その先にまっているものは、「絶望」です。
結果が出ずに焦っていると、SNSを通して、他人の成果が嫌でも目に入ってきます。
マナブさんは、ブログで成果を出すのに4年、プログラミングは3年、マーケティングは4年かかっています。
この本では、後から始めて、追い抜いていく人をみてきたことが書かれています。
そのときは、気力がなくなっていたそうです。
ふつうの人なら、ここで絶望して諦めますよね?
でも、マナブさんは、「才能の無さ」を自覚していたので継続できた、と言っています。
他人と比較をすると、メンタルにダメージを受けて継続が難しくなります。
継続できなくなる要因は「〇〇さんはあんなに成果を出しているのに、自分と来たら…」と考えてしまうからです。
絶望しつつも努力を継続するコツは「才能のなさ」を自覚すること。
自分に過度な期待はせず、淡々と継続するのです。
才能のない人間が継続的な努力をせずにどうして人より抜きんでることができるでしょうか?
大事なのは、昨日、半年前の自分と比べて成長できているか、ということ。
結果だけではなく、時間の使い方や、体調管理、勉強した量などにも目を向けてみるとさらに頑張ることができると思います。
成長が遅いからといって、成果が上がらないからといって死ぬわけではありません。
そもそも憲法第25条「健康で文化的な最低限度の生活」が保証された
日本人に生まれた時点で人生ヌルゲーなのです。
このマインドは、とても勉強になりました。
多くの人は、これまで生きてきて「希望のゼミにはいることができた!バイトで時給が少し上がった!上司が自分の頑張りを評価してくれた!」などの小さい成果を上げているのではないでしょうか?
そのとき、周りより努力し、継続していたのだと思います。
自分の能力のなさを自覚して、継続、努力することは大切です。
3. 挫折しても、問題ない
挫折したら、もう立ち直れない、「挫折=失敗」と考える人も多いです。
しかし、最大の失敗は「何もせずに過ごすこと」なのです。
なぜなら、行動していればスキルなどが身につくからです。
マナブさんは「強くてニューゲーム」という言葉で説明しています。
ブログに挑戦して、レベル3になる→挫折して中断、レベル2に退化→気を取り直してブログ再開、レベル2からスタート
要するに、途中で挫折してもそれまで培ってきた経験値は決してゼロにはならないということです。
マナブさん曰く、
つまり、頑張って継続したものではなく、色々と挑戦した結果、「残ったもの」だということです。
継続も大事だけど、それ以上に挑戦回数も大事なわけです。
4. お金>やりがい+α
「お金」か「やりがい」か、答えは、「どっちも両立できる。」です。
しかし、順番があります。
それは、まずはお金を稼ぎ、その後からやりがいを追求するようにすること。
マナブさんは、「やりがい」は後からついてくるという考えです。
やりがいが高い仕事には注意が必要です。
その例として、本書では教師を挙げています。
副業もできず、部活の顧問をしていれば土日も出勤。
ブラック労働ですが、やりがいが高いため、常に多くの希望者がいるからです。
この考えは、マナブさん自身の経験からきています。
マナブさんが独立したての頃、1日12時間の労働をしていたそうです。
月収は10万円ほど。
このとき、エンジニアとして楽しく、やりがいを持って仕事をしていたそうです。しかし、売上が低すぎたため、仕事の継続ができなくなった。
それが今では、月収100万円をきることなく、やりがいも感じている。
何がしたいか分からない、何をすればいいか分からない、という人は、まず稼いでみるというのは1つの選択肢だと思います。
しかし、これで終わってはいけません。
お金ややりがい以外にも必要なものがあります。
それが「長期的な成長」。
一時的に収入が増えたとしても、自分の成長に繫がっていないなら、それは時間の無駄です。
成長したければ、常に「自分の人材価値は高くなっているのか」を考えて行動するべきで、給料は、成長に応じて高くなっていきます。
つまり、最終的な優先度としては「成長>お金>やりがい」となります。
5.積み上げ続けて得られるもの
努力を続ける最大のメリットは、周りの環境が変わることです。
努力する人の周りには同じく努力する人が集まりやすい。
そうすると、自然としょうもない人間に関わる機会も減って
人間関係のストレスもなくなります。
マナブさん自身も努力したことによって様々な優秀な人と出会えたそうです。
逆に言うと、しんどいこと、努力することに目を背けている人、「ゆるーく生きていきたい」とか、ノープランのくせに「みんなでなんか面白いことやりましょー」みたいなそういう人たち同士であつまっていませんでしょうか?
自分の職場の待遇や人間関係について文句ばっかり言うけど、自分自身は何も努力しないし、変わろうともしないでずっとそこにとどまっている人、いますよね。
そんな人たちはそんな人たち同士で集まって延々と愚痴、悪口に本来は大切なはずの自分の時間を割き続けるわけですね。
そんなことしても、環境が変わるわけではないのにです。
所謂「吹き溜まり」と呼ばれる存在ですね。
あなたはどちらと仲良くなりたいですか?
成功している人達にも挫折や失敗は多々あります。
ですが、そこでいつまでも固執したりクヨクヨ悩まずに、
気持ちを切り替えて新たなことに挑戦してみたり、実際によくない部分に働きかけて、そこを改善できるように努力を続けてきたからこそ、成功しているのです。
そこが、成功者とそうでない人との違いなのではないでしょうか。
自分が高みに行きたいのであれば、やはり積み上げ力を磨くべきです。
まとめ
本書では稼ぐための裏ワザやテクニック的なノウハウは一切書かれていません。
そのかわりにきわめて本質的な思考、取るべき行動について、実際にマナブさんが体験を通じて得た成功する為のノウハウが書かれてあります。
なので、正直なことを言うと、内容的には成功者がよく言っている事が多く、それほど目新しいことはありません。
しかしそれは情報として知っているだけで、それが実践できているかどうかと問われると、圧倒的にNoが多かったです。
ただこの本を読んだだけでは、全く意味がないでしょう。
読んで実践してこそ本書の効果が発揮されます。
よって、
①本で書いてある内容が自分の行動と一致しているか照らし合わせる
②出来ていないところを改善する
③このループを徹底的に繰り返し、行動の習慣化までもっていく
このようなサイクルが必要なのではないかと思います。
興味を持った方はぜひ手に取ってみてください。