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認めない心・弱い心【ニシムラヒデヲの道草note #21】

正月太り
何と恐ろしい言葉であろうか。
そんな恐怖そのものを体現したような現象に、私は今襲われている。

年末年始は誰しもが財布の紐が緩くなってしまう。
ただ割引されているという理由だけでマグロの切り身を買い、寿司を買い、オードブルを買う。
そしてその大半は日持ちしないため、結果的に食卓に大量の料理が並ぶのだ。
こっちはもう10代食べ盛りの少年ではない。
とはいえ、残して捨てるのもあまりにもったいないため、できるだけ胃に入れる。
結果、立派な正月太りの完成である。

私は生意気にも自分の体形を「太っている」ではなく「筋肉質」と思っているのだが、そんな私でもこの年末年始を経て明らかに腹が膨れたと感じる。
なお、体重計には乗らない。
数字というものは残酷に冷酷に現実を突きつけてくるからである。
(そもそも正月太り前の数値を計測していないのだが)

とりあえず、以前から続けている筋トレの回数を5回ずつ増やすことにした。
食生活も実家から脱出したことによってもとに戻るだろう。
後はランニングでもするべきだろうか。
……と思ったが、急にあれこれ増やしたところで結局長続きはしないだろう。
noteも書かなくてはいけないし、自炊や洗い物などの家事もしなくてはいけない。
日によっては帰り道で買い物をする必要だってある。
こうしたものを積み重なっていくと、結果ランニングをする時間などなくなるのではないだろうか。
こたつでゆっくりしながらゲームをする時間も精神衛生上必要だろう。

などと言い訳をしながら今日も腹が減った帰り道にパンを買うのである。

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