![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/70240547/rectangle_large_type_2_d478f7114ff5f5a3f878c504fa9e2035.png?width=1200)
柿ドライフルーツはじめました。
夜勤明けはいつも眠気との闘いでした。しかし今日は違います。ずっと楽しみにわくわくしていました。
取材が実現するまで、3カ月かかりました。
小春日和農園さん。
柿の可能性にかけて、工場のような設備を導入して、見えない菌と戦い、ドライフルーツで笑顔にしたいと思っている農家さん。
「作っているところを見せてください」
最初にお願いしたのは、去年の秋。結論から言いますと、断られました。
「あんまり見せたくないんだよね」
そりゃそうだ。自分が手塩に掛けた宝物を、良いところだけかいつまんで、いただこうなんて、ムシが良すぎる。
「わかりました。でもあきらめないっすよ」
そう言うと僕は、夜勤明けには何回かおじゃましました。3時間くらい話を聞いて帰ったなんて可愛いもんだった。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/69910281/picture_pc_c88cbd04c2008d0a202dd3f91d629bb7.jpg?width=1200)
使う治具を殺菌します。保健所からも「ゴールがわからない」と言われたそう(笑)安心・安全にゴールなんてないですよね。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/69910246/picture_pc_e62ae6af3f0e943fbd6136cceef6c31b.jpg?width=1200)
ボタンを押したあとも、ずっと柿見つめていた小春日和農園さん。愛がひしひしと伝わってきます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/69910247/picture_pc_9cc62d89c5ef71ece1e6eddd9ca639e9.jpg?width=1200)
菌に対しての徹底ぶり。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/69910250/picture_pc_4d8f5efb0f7c6e460e8c1adc9b659d76.jpg?width=1200)
芯温を測ります。菌を抑えて味が濃縮されるのは、80℃がいちばんになります。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/69910252/picture_pc_c543d0ab0c095371730a5c148976be42.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/69910253/picture_pc_0eba72b66def0d344470396f2e082e81.jpg?width=1200)
80℃のスチームで殺菌。そのあと一気にクールダウンして菌の繁殖を抑えて、甘みをギュッと閉じ込めています。扉を開けると、柿の甘い香りが部屋中に広がりました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/69910259/picture_pc_0a2995e39aca1ad3687fa5a247d84578.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/69910254/picture_pc_907a0e93bec85611aa7746c7c7cf9426.jpg?width=1200)
どうやったら触れないでパッケージできるかを工夫して、治具を作りました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/69910255/picture_pc_29eea9d1e71724576eaa8354b8d6bcbf.jpg?width=1200)
なんでも作っちゃいます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/69910260/picture_pc_e6de44884b59f3fb4ad07541c694d103.jpg?width=1200)
パッケージされた袋をつぶさない程度に圧縮します。こういう加減はやっぱり手がいちばんです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/69910261/picture_pc_074c78ff2882532f89765f9ebb4c31b3.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/69910264/picture_pc_5d69e728ab2fc2b9da9aaf98e41e48da.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/69910268/picture_pc_1d2c8fa790041526989cd40e3b8a5c46.jpg?width=1200)
今年収穫した分にかぎりがありますので、興味ある方はお早めにどうぞ~柿そのものの上品な甘みだけをギュッと濃縮した、無着色・無加糖の商品となっております。
早速、いただきました。
柿の甘さが、しっかり感じられるドライフルーツ。
ヨーグルトと蜂蜜で、あえたかったのですが…
そのまま、パクパク食べてしまいました。
確実に、売れるって思えるもの。
![](https://assets.st-note.com/img/1642567241061-WWyl0QD5NX.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1642567275541-x66lsWUZsH.png)
試食された方々にも、軽トラ市でも好評でした。ぜひみなさんに味わっていただきたいです。
小春日和農園さんをお手伝いして、いろんなドライフルーツを作っている方も同席していました。小さなプレハブですが、たくさんの夢が詰まった空間です。
「わたしも note やってみようかな」
「楽しいですよ。伝えたい、その想いがあれば大丈夫です」
文章や写真や動画が上手いのは、武器にはなりますが、手段の一つだと思います。下手でも誠実に、正直に、相手の笑顔を想像して伝えることが大事だと思います。
きっと、こころに届くから。
「そうだね。上手い文章が伝わるとは限らないよね。」
「これだけやったんだぞー、みんな見てくれよー」の自信と、「どうかな? 大丈夫かな? 笑われないかな?」なんていう不安、
どっちも大切。どっちもなくてはならないもの。
その入り混じった感情が、世に出て、空気に触れたとき、次の『勇気と努力』に変わると思う。
笑われたっていいじゃない、頑張っている人は笑わないよ。ってファイトより。
もがき続きけた小春日和農園さんの一年間がカタチになりました。新しい挑戦が産声をあげます。苦しんだ分、愛おしいですよね。
あおきえんはその挑戦をお手伝いさせていただきます。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/69910270/picture_pc_e444b8fc2babcc7f9576a0e41ac420db.jpg?width=1200)
柿以外にも、りんごをはじめ、いろいろな果物やサツマイモを試していきます。もちろん すもも も夏に挑戦します。
いいなと思ったら応援しよう!
![たご](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/109076449/profile_2b78a5833c636dc7bdc93501d9fb7b51.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)