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目指せ!脱フレームワーク思考
フレームワークって、便利ですよね。思考の拠り所として使えるし、そこに当てはめれば様になる…ように見える。笑
でも、単純にフレームワークに当てはめただけのプレゼン資料があったら、何か無機質な感じがしませんか? 例えば、「マーケティング戦略なら、とりあえず3Cに当てはめて説明すれば良いか」「マーケティングミックスなら4Pで、資料を構成したら無難そうだな」みたいなイメージです。
何となく、わかりませんか?「ほれ、お前らが好きな奴で、考えをまとめてやったぞ。どうだ、これで満足だろ?」って言わんばかりな感じ。笑
もちろん、私もフレームワークの重要性・有効性は知っています。フレームワークは、偉人たちが考え抜いて作ったもの。いわば知の結晶です。短時間で、効率的に物事を考えたいのであれば、これに頼るのが賢明でしょう。
しかし、それでも私は、真っさらな状態から考え始めることも大切だと考えています。
手を動かし始める前に、
「相手はどういう考えを持っているのか」
「相手は何を求めているのか」
とじっくり想像してみる。
相手の心を掴み、動かすような資料、文章を作りたければ、どうしてもこの工程が必要だと思うのです。
人は感情の生き物です。実際、マーケティングの世界では「人は感情で買い、理屈で正当化するものだ」とよく言われています。
あなたも、こんな風に考えたことないですか?「この新作のバッグ欲しかったけど、5万円もするんだ…思ったより高いな…でも、よくよく考えてみると、今使ってるバッグも確か3万円くらいしたはず。この新作のバッグは大容量なのに結構軽くて、耐久性も機能性もありそうだ。しかも、デザインもカッコイイ。大切に使えば、きっと長持ちするだろうし、5万円なら、安いもんだな。よし買おう。」みたいな。笑
きっと、あなたも経験あるはずです。
だから、まず、真っさらな状態で「どうやったら、相手の心・感情を動かせるか」と考え尽くしてみる。そして、良さそうなアイデアが思い浮かんだら、今度は「それを上手く正当化できるような理屈はないだろうか」というように逆算的に考えていく。
文章を書く時も、プレゼン資料を作る時も、相手の心・気持ち・感情を起点として考え抜きましょう。ロジックは、あくまでアイデアを上手く伝えるためのツールでしかありません。人の心を掴むためには、ロジックだけでなく、エモーションに働きかけることも重要なのです。
今日は以上です。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。