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パーソナルトレーニングジムを分析してみる。

こんにちは。
渋谷、大宮でパーソナルトレーニングジム「Sharez」を運営している、岡崎秀哉です。
今回は、以前作成した「フィットネス業界カオスマップ2021」を元に、パーソナルトレーニングジムについて、自分なりに分析していこうと思います。

パーソナルトレーニングジム業界にご興味ある方はぜひチェックしてみて下さい。
パーソナルトレーニングジムは数多くありますが、一旦、「フィットネス業界カオスマップ2021」にまとめたものをベースに考えていきます。

パーソナルトレーニングジム業界カオスマップ2021

価格帯について、「高価格帯」「低価格帯」という表現をしていますが、メインサービスがいわゆる2ヶ月16回◯◯万円といった感じの短期集中型で1回当たりの単価が10,000円を超えてくるものを「高価格帯」とし、1回◯◯円、回数券、サブスク型などのタイプで1回当たりの単価が6,000-8,000円以下の料金体系のものを「程価格帯」と表現しています。
※カテゴライズの基準は調べたものを元に主観で判断していますので、ご了承下さい。

1.価格帯と展開規模でチェックしてみる

全国展開しているのか、都心部中心なのか、そして、高価格帯なのか、低価格帯なのか、を基準にカテゴライズしてみました。
こうしてみると、高価格帯のジムは、しっかりブランディングされており、CMや看板を積極的に出していたり、店舗内装にもこだわっていたりと、高価格帯である理由も納得感があります。
全国展開している、あるいは店舗数が多いことで、広告の効果を最大化できるので、お金をかけたPRができますし、それらを回収する見込みが立ちます。
一方で都心部中心のジムも、店舗数が多いジムは、広告も積極的なイメージがあります。サブスク型のパーソナルトレーニングジムも増えてきていますが、やはり施設間の行き来なども考えるとドミナント戦略で出店するケースが多く、現状は都心部に多い状況です。
「エクササイズコーチ」はパーソナルトレーニングジム業界の中では、属人性が低く、全国に出店しやすいモデルだと考えられますが、一般的なパーソナルトレーニングジムのイメージとは少し異なるサービスである為、如何に払拭しながら広げていくかがポイントになりそうです。
とはいえ、現在低価格帯のジムは都心部に多いですが、2022年以降、全国に展開していくものと予測されます。

2.価格帯と店舗規模でチェックしてみる

高価格帯のジムはほとんどが複数ブースを構える、大型の店舗です。
これはスタート時は小規模でスタートし、拡大移転した場合もありますが、これまた広告効果を最大化する為に、最初から大規模で出店しているものと思われます。様々な調査を元に、勝算を見出し攻めた出店ができているのだと思います。実際に足を運ぶと、ワンフロアや路面店で目立っているので、インパクトがあり、店舗自体が広告効果がありそうな印象です。
一方、手堅く進める場合は、1ブースの小規模からスタートし、予約がいっぱいになったら、近隣にもう1店舗出店する、というスタイルを取っている場合が多いです。
高価格帯、かつ大規模店舗で出店を増やしている「ビヨンド」「レヴィアス」は共に、大元は異業種で成功している企業であり、資金力が凄まじいなと感じます。

3.価格帯と直営かFCかでチェックしてみる

直営かFCか定かではないジムもありましたが、調べた限りの情報でいずれかをカテゴライズしています。
パーソナルトレーニングジム業界全体として、以前は直営がほとんどでしたが、近年はFCが増えてきており、高価格帯のジムにおいても、程価格帯のジムにおいても、直営、FC、両方のスタイルがあります。
高価格帯、低価格帯、いずれのタイプでも、近年の出店スピードが速いのは、FCのスタイルのジムです。具体的には、「エクササイズコーチ」「リアルワークアウト」「かたぎり塾」「ビヨンド」です。
ですので、今後は、どんどんFCスタイルで店舗数を増やしていくジムが更に増えてきそうだなぁという印象です。

4.展開規模と直営かFCかでチェックしてみる

全国展開しているジムは、現状ですと、直営、FC共にありますが、近年店舗数が増えているのは、FCのスタイルをとっている「エクササイズコーチ」「ビヨンド」「ジムフィールド」「レヴィアス」などです。
都心部は更に顕著で、出店スピードを加速させているのは、FCスタイルを取っている「リアルワークアウト」「かたぎり塾」です。

5.まとめ

ここまでの内容をまとめると、シンプルにパーソナルトレーニングジム業界にはFCスタイルの波が来ており、そういったジムの店舗数が2022年以降どんどん増えていくという事です。
言い換えると、これまで不動のトップ2であった「RIZAP」「24/7ワークアウト」の2社は直営スタイルを取っているので、店舗数だけでカウントすると順位の入れ替えが大いに起こりうるという事です。
特に「リアルワークアウト」「かたぎり塾」の2社は現在、50-60店舗以上出店しており、来年度も多くの出店を計画していますので、まず「24/7ワークアウト」の店舗数を捉えるのは間違いないと思います。

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