スペースレンタル事業撤退するってよ。
こんにちは。
渋谷、埼玉でパーソナルトレーニングジム「Sharez」を運営している、岡崎秀哉です。
3年半行なっていたスペースレンタル事業から撤退
先日、2022年5月末をもって、スペースレンタル事業を撤退しました。
地味に弊社では、メインであるパーソナルトレーニングジム運営事業以外にも2018年後半からレンタルスペースも運営していました。
渋谷で物件を借りて、ちょっとしたトレーニングと会議などに使えるように機材を搬入し、無人で出入りが可能なようにカスタマイズし、シェアリングスペースプラットフォームなどに掲載し、事業をスタートしました。
「レンタルジム」とはちょっと違う形態
現在増えている「レンタルジム」とは少し形態は異なり、うちで運営していたスペースは「マルチレンタルスペース」といったイメージで、トレーニング以外の用途でもご利用頂く想定のスペースでした。
実際に、ヨガ、ピラティス、個人トレーニングなどフィットネス系以外にも、マッサージやストレッチといった施術や、撮影の控え室、鑑賞会、舞台の台本の読み合わせ、面接、会議など様々な用途でご利用頂きました。
始めたキッカケは「パーソナルトレーナーが増える中で、駆け出しのトレーナーさんなどにとって安く使えるスペースってあったら良いよね、ニーズありそうだよね」といったものでした。(思いついては色々と手を出してしまう傾向にありますw)
当時、まだトレーニングで使えるレンタルスペースが少なかった事、レンタルジムよりも価格を安く設定していた事から利用者がすぐ増え、初月から黒字化し、初期投資額も3ヶ月くらいで回収しました。
これは悪くない、と2019年に2つ目のスペースも運営スタート。
2つ目もすぐに安定し、1スペースあたり月間約150-250時間程稼動していました。ノウハウも溜まってきていたので、このまま物件を探して部屋をどんどん増やしていけば収益も上がっていったと思います。
コロナの最中も利用者の属性が変わったくらいで、大きな影響はありませんでした。
なぜ撤退を決意したのか?
そんな中、徹底するに至ったのか?
一番大きな理由は、「なぜこの事業をするのか?」という自分への問いに対して懐疑的になってきたことです。
今後についてメンバーと話したり、自分の中で自問自答する中で、スペースレンタルのニーズは確かに一定数あるし、黒字化し収益も上がっているけど、これって僕、僕達が今すべき事なのだろうか?自分達が本当にやりたい事に注力した方が良いのではないか?と思い出しました。
見方を少し変えると、この事業って多分僕以外でも同じ事はできるし、僕がやる優位性は特にないよなぁと思いました。
もう一つの理由は、シンプルに管理に多少の手間が発生しており、今後もしこの事業を伸ばした場合、本業に差し支える可能性があったし、それを防ぐ為に専門の人材を雇用すればそれこそ何屋か不明になるなと考えました。
そんなこんなで2021年に1部屋をクローズし、2022年5月末にもう1部屋もクローズさせ、完全撤退することにしました。
スペース終了の旨をよく使って頂いた方にお伝えした時には、たくさんの感謝の言葉を頂き、これはこれで良い一つの事業経験になったと思います。
改めて、Sharezとしてはパーソナルトレーニングジム運営事業に注力し、パーソナルトレーニングジムの出店、パーソナルトレーナーの採用、育成、お客様の集客、サービス向上に力を注いでいきます。
多分、メンバーがいなく、僕個人だけで仕事をしていたら、多少儲かっているし、とりあえず運営しておこう、と続けていたかもしれません。
会社という組織のあり方や方向性など様々な事を考えた時に、とりあえずやっている事業にもリソースは割く訳で(レンタルスペースも管理や清掃、顧客対応などでメンバーの時間を割いていました)、それがビジョンやミッションに対してダイレクトなものなのか、メンバーがやりたい仕事なのか、と考えた時にそうではないなと判断しました。
これまでも少なからず、スタートし、撤退したものはありますが、今回改めて会社として事業を始めるに当たっての判断軸を考えさせられました。
今後もパーソナルトレーニングジム事業を頑張っていきますので、何卒宜しくお願いします!!
ありがとうございます!サポートして頂いた金額は、さらなるレベルアップに使わせて頂き、良いものをアウトプットする事で還元していきたいと思います♪