#1 地図帳クイズ①やり方編
授業作り、って正直大変ですけど、
「こう教えたらわかるかな?」
「喜んでくれるかな」
なんて考えながら準備をするのって楽しいですよね!
今回は僕が社会科の授業の始めに必ず行う「地図帳クイズ」について紹介します。
▶︎はじめに 「社会科は資料の教科」
「社会科」って暗記科目だと思っていませんでしたか。
実際にそういった側面がないわけではないのかなと思いますが、実はそうではありません。
学習指導要領にも上記の通り記載があるように、社会科では資料からのデータの読み取りや、調べたことをデータとしてまとめる技能を身につけることが大切です。
ただ、資料と言ってもグラフや年表など様々なものがありますので、今回はまず「地図帳」を取り上げます。
特に僕は現在小学校三年生の担任をしています。
社会科が始まったばかりの子どもたちには資料の教科のとっかかりとして、地図帳を自由自在に使いこなして欲しいからです。
それに地図帳って、3年生で配布されるにも関わらず、3年生の社会科授業での出番って少なくないですか?
3年生の社会科は身近な地域教材なので、自分の学校の周りが詳しく書いていない地図帳って出番が少ないのです。
でもせっかく持っているのにもったいない。
▶︎そこで「地図帳クイズ」です!
ルールは超簡単!
①教師が子どもたちに見つけてほしい地名を伝える(ページも)。
②子どもたちが必死で探す。
③見つけた子はその場に立つ。
④なかなか見つけられない場合は少しずつヒントを出す。
⑤ ③に戻る。 以上!
たったこれだけのことですが、「ウォーリーを探せ」的に盛り上がります!
ウチのクラスの子どもたちはこれが大好き!
▶︎子どもに問題を考えさせても面白い
初めの頃は全て僕が出題して、自分たちの自治体周辺のものばかり見つけさせていました。
最初は全然見つけられなかった子どもたちも、今ではばんばん見つけます。
めちゃ早いです。
最近では子どもに出題を任せることも多いですね。
ウチのクラスでは「日直問題」と称して、その日の日直さんに事前に問題を考えてもらっています。
そして出題したい地名を僕に伝えてもらっているのですが、その相談の時には僕と日直さんは廊下へ。
だって打ち合わせている僕と日直さんの目線でかなり推理してくるものですから🤣
▶︎教師の投げかけは必ず教育的意図を持って
このように子どもたちとゲーム感覚で地図帳を使っていますが、もちろんこの地図帳クイズにはたくさんの教育的な「ねらい」があります。
僕たち教師が特に授業中に行うことは全て、子どもたちの教育に直結するものですから。
ではどのような意図を持って行っているのか、どのような効果があるのか、については長くなるのでまた次回に執筆いたします。
▶︎ご紹介「iNote Cloud ver, 4.0」
iPadをメインとしてiPhone、Macでも使えるデジタル教務手帳「iNote Cloud ver, 4.0」(今年度2023年度版)を配布しています。
以下の記事内にリンクがありますので、もしよろしければご利用ください(無料)。
現在2024年度版「iNote Cloud 5.0」も開発していますので、もしごダウンロードしていただいた方で、「ここをこうすればもっと良くなるよ」「こんなページが欲しい」などアドバイスがありましたらどうぞご遠慮なくご連絡ください。