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217.問題解決のための「超」整理術とは?すべては整理から始まる。

こんにちは!

宮崎秀朗です。

今日は『佐藤可士和の超整理術』を拝読したのえ、問題解決のための超整理術という切り口で書いていきます。

複数の事業の仕事をさせていただくなかで、様々なタスクについて適切に整理して効果的な優先順位をつけながら対応したい、あるいは、仕事環境を整理して仕事の効率向上を図りたい、という思いがあった中でこの本が目に入り、すぐに購入してしまいました。


1.いい仕事に整理術は欠かせない。すべては整理から始まる。



現代の世の中は混沌としすぎているので、危機感をもって整理を挑むべきです、と佐藤可士和さんはいいます。

整理をおろそかにしたままの場合と、常にクリアですっきりした状態になっている場合とでは、仕事の能率も精度も格段に違います。

問題の本質に迫ろうとするポジティブな姿勢が整理術の大前提としてもつべきです。

2.プロセスに沿って、整理術を確実に身につける


問題の本質をきちんととらえて対処するために、佐藤可士和さんは以下のプロセスを踏むことが多いそうです。

・状況把握:対象(クライアント)を問診して、現状に関する情報を得る

・視点導入:情報にある視点を持ち込んで並べ替え、問題の本質を突き止める

・課題設定:問題解決のために、クリアすべき課題を設定する



課題を見つければ、問題の半分は解決する。


課題=登るべき山と考え、コースを見極める。


そして、空間、情報、思考と三レベルの整理を具体的な整理術として目指します。


3.レベル1「空間」の整理術ープライオリティをつける


まず、空間の整理術の前提として、すっきりとした空間を創ることで仕事の効率が上がり、リスク回避になります。

整理とは、自分の中の不安や、「とりあえず」との闘いです。それに打ち勝つために、「捨てる」勇気が必要。捨てるものを決めるためには、プライオリティをつけることが不可欠。厳しく自問自答して、下位のものは時間軸で区切って処分してみます。

せっかく整理したものを再び増やさないためにも、定期的な見直し(アップデートが欠かせない)。メールなど、放っておくだけで増えていくものは、その場で処理することが大切です。

目の前の作業環境をすっきりさせておくために、物は常に定位置に置き、使ったらすぐに戻すこと。すぐに整理できないものの避難場所となるフリースペースを設けておくのも便利です。

わかりやすく分類するためには、フレームを決めて統一します。
こうすれば様々な種類のものがすっきり片付く上に、シンプルなシステムなので把握しやすくなります。

4.レベル4「情報」の整理術ー独自の視点を導入する


そして、第二の情報の整理について。

プライオリティをつけるためには、視点の導入が不可欠です。

どの整理も根本的に核となるのは、視点を導入すること。

視点の持ち込み方によって、整理の方向性は全く変わってきます。

言い換えれば、優れた視点を導入することができれば、問題解決に向けて大枠の方向性が定まります。

ポイントは、以下です。


・視点を引いて客観視してみる
・自分の思い込みをまず捨てる
・視点を転換し、多面的に見てみる


5.レベル3「思考」の整理術ー思考を情報化する


そして最後に、「思考」の整理について。

視点を導入するためには、まず思考の情報化が大事です。

ポイントは以下となります。

・自分や相手の考えを言語化してみる。
・仮説を立てて、恐れず相手にぶつけてみる
・他人事を自分ごとにして考える


6.まとめ


今回はざっと佐藤可士和さんの実践されてきた整理術を「整理」してみました。

「いい仕事に、整理術は欠かせない。」

整理術は仕事も生活もポジティブに劇的に変えていきます。

そのダイナミズムを、実際に空間・情報・思考の整理をする中で共に体感していきましょう。

それではまた。



<参考>
◎佐藤可士和氏

◎柳井正氏

◎宮崎秀朗


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