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181.「なんのために生きるのか」を問い続ける
こんにちは。
今回は、
『人生最後の日に-ガッツポーズして死ねる-たったひとつの生き方』(ひすいこたろう)
を読みました。
この本では、5人の「サムライ」について、紹介されていました。
まず、一人目は、吉田松蔭です。
彼は、一生涯、「なんのために?」という問いを自分に向け続けました。
「何のために学ぶのか?」を突きつけて、一人一人に、
「立志」(生きる理由)
志をたてさせました。
「何を目指すのか」よりももっと大事なのは、
「なぜ目指すのか」。
何のためにそれをやるのか?
何のために生きるのか?
つまり、生きる理由。
それはそのまま、人生を諦めない理由になります。
「世の中に本を読む人が多いのに、本物の学者がいないのは、学問をする最初の志が既に間違っているからです。」
吉田松陰が学問を究めたいと思った理由は、どのように生きるべきかを知るため、というものだそうです。
「井戸を掘るのは水を得る為で、学問をするのは、人の生きる道を知る為。
水を得ることができなければ、どんなに深く掘っても井戸とは言えないように、人の生きる正しい道を知ることができなければ、どんなに勉強しても、勉強したとはいえないのです。」
僕自身も、人として生きる道を知るために、学び続けます。
(思い返せば、大学時代に法学部で学ぼうと思ったのも、「正義」「正しい」とは何なのか?ということを突き詰めて考えたい、って思ったからだったのですが、あながち悪い理由ではなかったなと感じました。)
最後に、吉田松蔭が松下村塾の床柱に刻んだ言葉を紹介して締めます。
僕もこの言葉を忘れずに勉強し、働き続けます。
「1万冊に及ぶほどの本を読んで勉強しなければ、1000年の歴史に名を残すような人となれようか。
自身の労をおしまず積極的に働くような人でなければ、どうして天下の人々を安らかにできようか。」
(参考)