P.A.M.Diracの場の量子論関係の著作
Diracが書いた場の量子論関係の著作(論文を除く)を集めてみました。ハミルトン形式の固執していたりして時代の趣味に反するのか、大半は絶版です。
(1)1935 Lectures on quantum electrodynamics
多分出版された本じゃないのでは?
1934-35のプリンストン高等研究所での講義ノート(2セメスター分を第1セメスターがBoris Podolsky、第2セメスターがNathan Rosenがとったものらしい)
読んだことない、どうやって手に入れるのかも不明。
ちなみにノートとった人たちって、EPR(アインシュタイン=ポドルスキー=ローゼン)ポドルスキーとローゼンっぽいです。
Lectures on quantum electrodynamics / by Prof. P.A.M. Dirac. 1934-1935. Notes by Dr. Boris Podolsky first semester and Dr. Nathan Rosen second semester
https://catalog.libraries.psu.edu/catalog/309571
(2)1955 Lectures on Quantum Mechanics and Relativistic Field Theory
こちらはTata Instituteでの講義ノート
全22回の講義がタイプされています(数式は手書き)
以下のリンクの通り、アマゾンなどで入手可能
(3)1964 Lectures on Quantum Mechanics
Yeshiba大学の講義録、拘束系の取り扱い
今でもアマゾンで手に入る
(4)1966 Lectures on quantum field theory
Yeshiba大学での講義録。
絶版本。中古でプレミアが。。。
ハミルトン形式による場の量子論。ラムシフトの計算とか。
(5)The Principles Of Quantum Mechanics
そういえば有名な量子力学の本も、最終章はQuantum Electrodynamicsでしたので、挙げておきます。