ミサイルを言葉に変えて
サピア=ウォーフの仮説
という言語学の偉大な
論文がある。
ある言語を母語とする人の
認識・思考は、
その言語によって影響されると
するもの。
一方、認識・思考は言語に先立って
存在するという説もある。
文法構造などによって
世界の見え方が
変わるとする
サピア=ウォーフの仮説は、
宇宙人の地球への
侵入を描いた
映画 メッセージ
https://eiga.com/movie/85583/
にも描かれている。
さて、
ロシアの軍事侵攻の
ニュースを目にしない日はない。
明らかに世界の認識が
違う人を前に、
言葉は無力なのかを
考える毎日。
されど、
認識・思考の差異を埋めるものは
武力ではなく言葉であるべき。
そう習ってきたし
そう教えてもいる。
また、
そうあるべきだし
そう信じていたい。
人智は言葉に詰まっている。
言葉を惜しみなく使うのは、
今だろう。