ひきこもれ

吉本隆明の

ひきこもれ <新装版> ひとりの時間をもつということ (SB新書) https://www.amazon.co.jp/dp/4815604584/ref=cm_sw_r_cp_api_glt_i_2EE231VTW4W0GNEPP1B1

を読んでいる。

まさに。

世の中は
ひきこもり
を作らないことに
躍起になっている。

この傾向に
前から違和感を抱いてきた。

ひきこもれない
ストレスってあるなぁと。

ヒロシの
ネタに

「ひきこもるだけの
お金が無いとです。」

っていうのがあって、

あるある

と笑った。

ひきこもりたいのに
バイトで
細切れにされる
自分だけの
時間が

学生時代
本当に惜しかった。

吉本隆明は
そのことを明解に
語ってくれている。

まとまった一人だけの
時間が無いと
自分の考えなどもてないし

新しいものなど
生み出せないと言うのだ。

ひきこもりたいときは

身体からの

ひきこもれ

というサイン。

外に向かう
エネルギーが
溜まれば
また、

歩き出せると思う。

出張ることだけが
賞賛されるべきものではないし、

出張って活躍している人の
多くが
ひきこもり経験者なのでは
ないかと踏んでいる。

かく言う私も、
最近、
数年間喋れなくなって
ひきこもった。

外に全く出れなかった
わけではない。

ただ、
自分の言葉が
本当に出なくなった。

心の中に
閉じこもってしまったのだ。

それは突然やってきた。

わけがわからなかったし、
自分で言葉を
紡げなかったからか、

そのころの
記憶も、
実は曖昧。

ひたすら
寝る。
一日12時間くらい。

で、
何かしらいつも
読んでいた。

心や脳の本が多かった。

あと1人旅。
初めは
あまり記憶に残ってないが、
徐々に
楽しめるようになってきた
気がする。

なんだが
そうやって
内にひきこもる
時間を経て

喋る実感が戻ってきたのだ。

だから、
自分の拙い体験からの
まぁ結果論だが、

ひきこもって
分断されない
自分だけの時間の流れに
身を置けたのは

良かった気がする。

このFacebookも
喋れるようになった頃に
始めた。

ぼけの予防にもなるなぁと。

少し調子が
もどってきた頃の
一句です。

鳥取県の
植田正治写真美術館
にて。

このとき
まだ顔が浮腫んで
パンパンに腫れていたな。

でも

なんだか

ワクワクする感覚が
戻ってきていたんだなぁ。

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