退職をかけたバトル〜第四話〜
みなさま、こんにちは!
「ほどほど」な労力で
「そこそこ」なパフォーマンス
を出すことにこだわってきた
「ほどそこ」営業マン(自称)
ひでろうです。
自己紹介はこちら↓
そんな僕、ひでろうが転職を心に決め、
上司と戦った一部のシーンをご紹介します。
ここまでの戦いはこちら
↓
1.上司その3(拠点長)があらわれた!
上司その1とその2が退出し、
僕と上司その3との面談が始まった。
3「突然だったね」
ひ「はい、申し訳ございませんでした」
3「今回は『相談』でなく『意思表示』かな?」
ひ「(そこから??勘弁してくれよ…)はい」
3「分かった。周りに迷惑かけている、という意識はあるよね」
ひ「はい。でも退職はしますよ」
3「分かった。そこまで言うなら止めはしない。ただ、本当の退職理由を教えてほしい」
ひ「人生の次のステップに進みます」
3「具体的には?」
ひ「それは言うつもりはありません」
3「なぜ?俺たちは同じ組織で働いている仲間じゃないか」
ひ「仲間だと思っていただけるなら、そっとしておいていただけませんか?」
3「家族は納得してる?」
ひ「はい」
3「世帯持った男が軽々しく決断するもんじゃないぞ。きっとご家族の方は心のどこかで今止まってほしいと思っているんじゃない?」
ひ「いえ、家族は納得しています。それに一度この話を切り出したらこの会社での未来がないことも分かっています。」
3「次の勤め先は当社と比べると小さい組織だろ?ご家族の方は不安じゃないのか?」
ひ「この会社に残る気はありません。来月には赤の他人となる方にそこまで心配していただかなくて結構です」
3「何だその言い方は!俺はお前のためを思って…」
ひ「では人事部にこれは必要なヒアリングかどうか確認しますね」
3「待ちなさい。とりあえず辞めることはまだ公開しないから周りには黙っていろよ」
ひ「…はい」
顔を真っ赤にして会議室のドアを開けた上司その3。
一方、清々しい気持ちの僕。
サラリーマンが背負ったモノを下ろすだけでこんなに楽になるんだ、と感じた瞬間だった。
これでようやく解放される…
そんな期待は数十秒後に打ち砕かれるのだった…
2.上司その2は反撃してきた!
休憩室でドリンクを一口飲んで呼吸を整え、
自席に戻ろうとすると内線が鳴った。
2「会議室に来い」
はぁー、まだやるのかよ。
2「その3と何を話したんだ?」
ひ「その3に聞いてください」
2「ふざけるな!お前が話すのが筋だろう」
ひ「何を言ってもそうやって怒鳴るんですよね?疲れるのでまとめて言っていただけませんか?」
2「ふざけるな」
ひ「…」
2「お前は俺たちを裏切るんだ。責任は取ってもらう」
ひ「…それで終わりですか?」
2「①退職は再来月②有休消化は認めない③次の勤務先を言え④家族に退職の理解を得ているか確認する、いいな」
ひ「それで終わりですか?」
2「口の聞き方に気をつけろ」
ひ「人事部に確認します」
2「待て。なぜお前はそこまで噛み付くんだ?」
ひ「噛みつかれているからです」
2「口の聞き方に気をつけろ」
ひ「人事部に確認します」
2「今日のところはもういい。今後のことは後で連絡する」
事務所にいたら精神的におかしくなる。
それではまずいということで…
ほどそこ営業に行く…と見せかけて、
1人営業会議に…
「行ってきまぁぁす!」
と勢いよく通用口から外に出た。
その後、行きつけの喫茶店で飲んだ
酸味の強いコーヒーの味は
今でも鮮明に覚えていますw
続きはまた…
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ひでろう
「ほどほど」に「そこそこ」なパフォーマンスを出すことに生きがいを感じる営業マン。 「営業はRPG」「No.1だけが営業ではない」がモットー。 家族のため、社会のためと、搾り取られすぎた雑巾にはなるまいと、日々自分自身と格闘中。 ピアノと野球と暴飲暴食をこよなく愛しています♪