他人と自分
前回のnoteから時間が経ってしまいました。あやうくまた三日坊主になるところでした。。。。Phew
今回は自分の価値観は人に押し付けちゃダメだよねって思ったことを書いてみます。
こんな僕でも下手に歳をとってきているせいか、知り合いや後輩から相談されることがたまにあります。こんな時はヒデさんならどうします?的な。
そんなこと知らねえよ!と突き返したいのですが、そうもいかないので、話を聞いて思ったことを伝えます。
人は誰しもうまくいかない時期はくるものです。仕事や恋愛がうまくいかなくてしんどい時期みんなありますよね。僕は20代はずっと悩んで苦しんでいました。その度に先輩や友人に相談した思い出もあります。
相談されて僕から言えることは自分の経験から来る物であって、あの人がこう言ってたからこうでしょ、みたいなことは言いません。っていうか言えません。無責任なので。だから自分の経験の中で似たようなケースを探して納得いったことや、その時に思ったことを伝えたりします。他人の経験を自分の経験みたいに言ってくる人たまにいますが、そうはなりたくありません。
昔はこうだったけど、こう考えたら俺は楽になったよ!とか、日々の習慣をちょっと変えるだけでポジティブになったよ!とか自分が経験したことを伝えますが、たまに相談してきた人達に響いてないのか、聞いてそれで終わりっていう場面も目にします。そういう時は人にもよりますが、あれからどうなった?とか、あれ試してみた?みたいなことを聞くと何もしていなかったりします。
相談してきたんだからちょっとは参考にしてみました的な行動があってもいいんじゃないの!?と未熟者ながら思ってしまいます。そういうことを伝えると、言ってしまった後にいつも「あ、違うな」ってなります。相手のことを考えていないから。自分の体験で本当に良かったからこれはおすすめだよ!是非やってみて!と面と向かってゴリ押してしまうと、空気が凍りつく場面もしばしば。みんながみんな同じことを正解だと思っていないし、環境の問題、性格の問題、抱えている悩みの重さなどそれぞれ違うから。
そうなってくると何をアドバイスしていいか分からないじゃないかと思うかもしれないけど、その自分の価値観と他人の価値観、世界観の交わらないラインを即座に理解できる能力があると自分の意見で人を傷つけたりしないのかもしれませんね。これ以上は聞かないであげた方がいいのではないかというライン。
去年頃からある女の子の相談をのるようになりました。自分の経験から得た意見だけを彼女の先が見えない悩みをはらすために伝え続けてしまった結果、知らず知らずのうちに追い込んでしまっていた事がわかりました。
その子にはうつ病の気があることを知り、会話していた彼女の涙をみた瞬間、そういう事じゃないんだなと、自分が良かれと思って伝えてきたことが逆効果になっていた事に初めて気付きました。相談されたから!とか、絶対こっちがの方が良いよ!なんて自分の価値観でしかないんです。
人間みんながみんな同じ境遇で生まれてくるわけではありません。国が違えば環境も言葉も文化も違います。会話の中でその人がどういう人なのか、どんな環境で育ってきてどんな性格なのかを理解できるようになったら知らない間に相手を追い込んでいたということもなくなるのかもしれません。もっと会話の中から相手のことを知れるよう、もっと経験を積んで自分の価値観を相手に押し付けて相手を傷つけないような心の広い人物になっていきたい、そう思った2021年の夏でした。
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