見出し画像

ワレサ 連帯の男/アンジェイ・ワイダ監督

ポーランドの巨匠アンジェイ・ワイダ監督の『ワレサ 連帯の男』を見ました。独立自主管理労組「連帯」の初代委員長レフ・ワレサの話です。

1980年代は私たちの世代にとっては中学〜高校から始まる話なので、ヨーロッパの共産圏の報道もリアルタイムに伝わって来ているのですが、どこかでそれは「ジシュカンリロウソ?」「レンタイ?」という感覚のものだったように記憶しています。ストライキですら日本ではすでに労働闘争とは言えないような時代でしたからね。

映画はワレサと妻ダヌタとの人間的な部分に焦点を当てた物語的な要素が強いものなのですが、ワイダ監督は「実際」の記録映像も用い、それらの断片を新たなカットで補うようにひとつのシーンに繋ぎ合わせて、それがドキュメンタリーでもあるような不思議な感覚をもたらしています。そういえばヨハネ・パウロ2世もポーランドの人でしたね。

監督:アンジェイ・ワイダ  出演:ロベルト・ヴィェンツキェヴィチ | アグニェシュカ・グロホフスカ
2014年8月2日鑑賞

ありがとうございます。サポート頂いたお金は今後の活動に役立てようと思います。