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しるしのミッション「ブランド体験を最適化する」とは何か?
こんにちは、しるし株式会社 代表取締役の長井です。
2021年3月にしるしを設立し、「ブランド体験を最適化する」というミッションを掲げました。
前回、自己紹介を兼ねて、僕がしるしを立ち上げるまでのお話をさせていただきました。
「しるしの創業 "ブランド体験の最適化" に出会うまで」
今回は、しるしのミッションの意味、そして込めた思いについてお話ししようと思います。
しるしのミッション
ブランド体験を最適化する - Brand Experience Optimization®︎ -
ブランドには、「その瞬間に意味を与え、生活を豊かにする」力があります。
ですが今の世の中では、メーカーが真心込めて作ったブランド体験が、必要とする消費者に届いていないという現状があります。
しるしは、メーカーに寄り添い、テクノロジーとブランドマーケティングの力でブランドに適した体験を実現し、消費者の人生がブランドによって豊かになる社会を作ることをミッションとしています。
そしてこのミッション(=社会的役割)を果たし、事業を通じて価値を創出し続けます。
「ブランド」とは何か?
定義
ブランドとは、意味である
「ブランド」とは、消費者がある商品と接点を持った時にする「意味」づけのことです。
そして消費者が頭の中で商品に意味づけすることをコントロールする活動のことをブランディングといい、これは決して一晩で構築されるものではありません。
ブランドは、資産のように「価値」が積み上がっていく性質を持ち、この概念をブランドエクイティと呼びます。
人々は、このブランドエクイティと支払う値段のバランスで、その商品の価値を認識しているのです。
ブランドの価値 = ブランドエクイティ / 価格
メーカーが意図しないブランドメッセージが消費者に伝わってしまうような、ブランドエクイティの毀損を防ぎ、ブランドの価値を高める活動こそが、ブランドの価値向上に直結すると言えます。
僕がP&G時代に担当していたブランド「ファブリーズ」の男性用ラインナップ、「ファブリーズメン」のマーケティング施策を考えていた際、”ファブリーズのパッケージをだるま落とししていくと、女性の水着姿になる”という一つのアイディアがありました。
その時の僕は、目に止まりにくい駅構内のデジタルサイネージにおいて、圧倒的に目を引くし、セクシーな女性にニオいのことを指摘されたら、対策せざるを得ないだろう(つまりは買う)と考えていました。
しかし、当時のブランドディレクターに、このアイディアを一蹴されたのです。
“ブランドエクティを毀損する”
僕が考えていたアイディアは、「ファブリーズ」がブランドとして消費者に届けたい「意味」を無視した形になってしまっていたのです。
これ以来、ブランドエクイティを積み上げることと、目の前のビジネスで数字を作ることを両立する難しさを意識するようになりました。
そしてその大変さを知っているからこそ、汗水垂らしてブランドエクイティを構築しようとしている中で、転売や模倣品などでブランドを毀損して儲けようとするプレイヤーを許せません。
なぜ、ブランドには、「その瞬間に意味を与え、生活を豊かにする」力があるのか?
想像してみてください。
ここに、紙コップに入ったコーヒーがあります。
いくらで買いますか?
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/61942255/picture_pc_09ae12b35bbdf03bf72b974cb3600202.jpg?width=1200)
(写真提供:ピクスタ)
さて、その紙コップには緑のスタンプが押してあります。
今度はいくらで買いますか?
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/62450378/picture_pc_0e4aa60ca077e176e8c02e73ae04947c.png)
多くの人は、紙コップに入ったコーヒーは50円前後、緑のスタンプ、すなわちスタバのロゴが入ったコーヒーは350円前後で買うと答えたはずです。
紙コップに入ったコーヒーに対して、何らかの”意味”を捉えたため、+300円を支払ったのです。
これが、ブランドとは「意味」である、と定義づけた由縁です。
次は、エルメスのバッグをプレゼントする、ないしは、プレゼントされることを想像してみてください。
![画像8](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/62067164/picture_pc_30c7f59fe436cd2c0ed80a733309df31.png?width=1200)
プレゼントする/された瞬間、何か特別な日にもらった瞬間、もらったことを思い出した瞬間、それぞれを想像することで、感情が大きく動いたのではないでしょうか。
このように、ブランドは、「その瞬間に意味を与え、生活を豊かにする」 力を秘めているのです。
ECモールで起こっているブランド毀損の現状
これは、古巣P&GのSK-IIの例です。
2021年9月12日、Amazonにて、「SK-II」の検索結果で出てきた商品です。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/61837384/picture_pc_256b961ba542f1301c88fbc242a2dda7.png?width=1200)
SK-IIブランドが公式に設定しているページではないと思うのですが、消費者は「SK-II」という文字とロゴがあれば、ブランドの公式として認識します。このページでは、メイン画像は白飛びしているし、レビューは最悪なコメントばかり。さらには、値段は1年の間に最高8200円、最低6100円まで値崩れしていました。
コロナ禍のECの追い風もあり、Amazonや楽天市場などのECモールは、多数のプレイヤーが参入しています。
これにより消費者は、「転売」や「模倣品」、またそれによる「値崩れ」を経験することが増え、ブランドに対してネガティブに「意味づけ」をしてしまっています。
しかしブランド自体はこれに気づいていない、ないしは気づいていても対処の仕方がわからないケースは大いにあります。このようなブランドエクイティの毀損に対する課題は、今後ますます強まっていくでしょう。
しるしの創出価値と事業
しるしは、ブランドエクイティの毀損を防ぎ、ブランド体験を最適化し、ブランドの成長を支援するため、消費者 / クライアント / プラットフォームに対して下記の価値を提供しています。
しるしの創出価値
・消費者が、ブランドを通じて生活を豊かにできる
・クライアントが、ブランド体験を提供できる
・プラットフォームが、消費者とクライアントへの介在価値を最大化できる
![](https://assets.st-note.com/img/1678111643949-1I4Ir7v3d6.png?width=1200)
上記の価値を創出するために、ブランドのグロースパートナーとして、ブランドマーケティングコンサルティング〜ECにおけるソリューションの提供まで一気通貫してご支援させていただいております。
しるしの提供サービス
・ECバーティカルブランドのM&Aコンサルティング
・ECプラットフォームのブランドグロースサービス
・顧客デジタルマーケティング&ECデータの分析基盤開発
現在、従業員7名、役員3名、顧問/アドバイザー4名、業務委託数名、パート数名、東京と福岡の2拠点体制で、ミッションや創出価値に日々向き合っております。(2021年9月時点)
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/61836371/picture_pc_2ee610b6ff632367e900b9f78ffdbfe0.png?width=1200)
各ポジションでメンバー募集しておりますので、ご興味のある方は、ぜひお話ししましょう!
DMか応募してくださると嬉しいです。
しるし株式会社
代表取締役 長井秀興
p.s. 長井個人、しるし社に興味を持ってくださった方は、ぜひ連絡ください!
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