尾鷲の3つの魅力(体験・学べること)
尾鷲には、とても良い自然(里山・里海)が残っています。現状は、高齢化もあり難しさはありますが、山・海・川とすべてが揃っています。天気に左右されるのは致し方有りませんが、天気に恵まれれば、最高の野遊び(里山・里海)体験ができる東紀州の入り口の町。
日本には、縄文文化(シェアリングエコノミー的、自然との相互作用を尊重、八百万の神)と弥生文化(20世紀の大量生産やピラミッド型組織構造、資本主義につながる社会の仕組み、富と経験の蓄積・管理)の両方がのこっており、数年後衛星から(ウクライナでも活躍したスターリンク)ネットワークがつながるようになると、縄文土器を両手に抱えて、半移住生活をしていた時のように、PC一つもって半定住生活をするような時代がくる気がしています。そういう小さな集団での自己完結型のスタイル(勝手にNEO縄文スタイル)と呼んでいますを体験するには、尾鷲はとっても魅力的な候補の1つです。
「尾鷲の3つの魅力」
1.尾鷲の山(世界遺産 熊野古道)
尾鷲には低山ですが、絶景の山やハイキングコースがあります。Yamapなどのアプリで検索いただくとそれぞれの山やハイキングコースの魅力を発見できると思います。低山ですので、7〜9月は正直、タフです。天候を見ながらの春・秋の登山はかなり楽しめるのではないかと思います。また、冬場のブリの季節に、登山後、尾鷲のブリをいただくというのも良いプランだと思います
熊野古道馬越峠(天狗倉山)
世界遺産熊野古道を歩き、山頂を目指す登山です
便石山(象の背)
象の背と呼ばれる山頂付近にある巨大な石がフォトスポット
オハイ(九鬼漁港発)
オハイブルーと呼ばれる、巨石と美しい海のコントラストが魅力。行き帰り共に上り下りになるので、帰りも結構な体力を使います
八鬼山 越え
上記2つに比べ、難易度アップのハイキング(登山)コースです(天狗倉山は小3・4、八鬼山は小5・6で地元の子達はチャレンジ)
(学び方の観点)
登山は、非認知能力でいうと、コツコツ1歩1歩進んでいけば(歩くということはある意味で誰にでもできる)、必ず山頂に着き絶景というご褒美が手に入るという意味でやり抜く力を醸成できるのかもしれません。そういう意味で小3・4向けの天狗倉山、小5・6向けの八鬼山(※大人でも多分、登山したことない人には大変です)と熊野古道という世界遺産を歩くという体験を得ながら取り組めるのは貴重ですよね、って思います。
そして、自然は人間の思うようにはなってくれません、マッキンゼーの空・雨・傘じゃないですが、空を見たら(状況把握)、雨が振りそうだから(判断)、傘を持っていくことにした(対処)もたくさん学べる要素が詰まっていると思います
<参考情報>
天狗倉山・便石山のマップ(ボケシーコース掲載あり):( 魅せます尾鷲 エリア1 天狗倉山・便石山のウェブページより )※「ボケ」は尾鷲弁で「狡(ずる)」のことで「ズルをする」⇒「ショートカットコース」
2.尾鷲の海と漁村(九鬼水軍発祥の地など)
海水浴と海の眺め(泳ぐなら&見るなら)
三木里海水浴場
駐車場も無料で、かなり広い海水浴場です。高速三木里ICの近くと少し離れた場所の2箇所がスポットです。バーベキューなどもOKなので1日、海辺で過ごすにはとてもいい場所です。(※多くの場所でバーベキュー禁止となってしまうのは、利用者のマナーがあると思います。地域の皆様にご迷惑をおかけしないよう、食材は地域で調達、ゴミはすべて持ち帰る、火を起こすなら焚き火台などでという基本をしっかりまもりたいところです)
三木浦マリンパーク(公園がプライベートビーチ的海水浴場)
都市部でのいわゆる公園の感じで海水浴場がある感じです。三木浦マリンパークは、場合によってはプライベートビーチ状態です。駐車スペースも有。すぐとなりの三木浦防波堤はいつも釣り人が釣りをしている感じです
織屋(古民家からの尾鷲の海の眺め)
織屋さんからの海(三木浦漁村)の眺めの美しさに魅了されて、1ヶ月の尾鷲滞在(移住体験)を決めたほどの古民家カフェからの眺めは、一度は足を運ぶ価値ありです。
親子釣りに挑戦(捕るなら)
「自分で魚を釣って、〆て、調理して、いただく」という一連の流れを体験する価値を感じました。21世紀に求められる思考力の1つとして大切なことが、複雑系のコンテキストでの対応力と発想力です。例えば、株式市場も複雑系の1つですが、いわゆるブラックスワンという想定外が起きますよね。こういった複雑系では、「管理」能力ではなく、「対処」する力が大切になります。「自分で魚を釣って、〆て、調理して、いただく」という一連の流れには、まさにこの「対処」のエッセンスが溢れている気がします。どのような魚が釣れるかわからないからどこまで準備しよう?結構生臭くなるので服装はどんな格好でいこう?釣り糸を垂らす場所はどこにしよう?釣れた魚に合わせて、どういう調理をしよう?といったような部分です。
魚を捌く、〆るという部分に関しては、YouTubeなどで参考になる動画を見るとアジくらいなら捌けるようになります。
写真入れる
学びと体験を結びつけることも親子釣りのメリットだと思いました。魚づかんを小さい頃から何度も見ていた我が子は想像以上に魚の名前を覚えていて、これはオオモンハタ(高級魚)、これはゴンズイ(毒があるから危ない!)などをむしろ教えてくれました。
魚釣ひとつとってもガチの生きる死ぬの勝負!?
ちょっと大げさかもですが、昔の人ってどうやってこのきのこは食べれる、食べれない、、、って判断していたのでしょうか?
例えば、下の写真、カワハギに似ている(気がする)のですが、うちの子は違うよと見分けることができたのですが違い分かりますでしょうか?何が食べられて、何が食べられないかを知っておくことも「自分で魚を釣って、〆て、調理して、いただく」という一連の流れには大切だと実感しました
これカワハギじゃない?肝パンパンっぽいじゃんといった私に息子は違うよ、こいつ毒がありそうだよ、だって頭に角が無いからカワハギじゃないよ!ググってみてよとアドバイス。釣り船屋さんにも聞いてみたらこれは北枕だと言われました(テトロドトキシンを含んでいる魚)
親子での釣りは、小さい頃に海の生物図鑑などに興味を持ったお子さんがいるご家庭にはおすすめのアウトドアアクティビティだと感じました(※ただ、結構普通に毒を持った魚が上がってくるので、詳しい人にアドバイスをもらいながら体験していくことが大切だとも思いました)
(参考)
チヌ(クロダイ)釣りについて
九鬼漁港近くからの岸釣り
三木浦マリンパーク隣の桟橋からの岸釣り
マルスイさん(三木浦漁港: 筏釣り)
参考:筏釣りの準備や道具など
3.尾鷲の川(※正確には隣町の紀北町)
銚子川は一度は遊びに行く価値ありです。無料の駐車スポットなどもあるのですが、県外から来る場合は、銚子川ならではの美しさを体感しつつも、ガチすぎない絶妙なバランスのスポットとしては種まき権兵衛の里がオススメです。
その他:尾鷲よもやま話
「移住体験も有ります」
移住体験住宅「みやか」という移住体験住宅が行政サービスとして提供されています。都会の堤防沿いの釣りや、完璧に整ったキャンプ施設ではない、本当の自然とのインタラクション、里山・里海を楽しみたい方にはイチオシです。今はリモートワークの時代で、みやかの回線は基本的に100MBPSのスピードのネットワークがあります(※漁村部でインターネットを利用する人が増えれば流石にここまで出なくはなると思います)。そして、仕事が終わった後、子供と徒歩3分で釣りができるという立地です(※漁村部は下水道が整備されていないので基本汲取式となるので、登山やキャンプなどテント・山小屋泊平気、虫もそんなに気にならないという人でないと少し厳しい部分はあります)
悪天候:天気が悪くてアウトドアが…
尾鷲は基本、インドアアクティビティを見つけるのが困難です(※都会ではどれだけでも選べますが、そもそも選択肢がない)
少し距離はありますが、食材もすでに用意済みなのに、雨で…という時は、屋根ありのBBQ施設で通り雨を過ごしたりという手もあります
少し尾鷲から距離ありますが、例えばうぐいすの森キャンプ場は1つの候補
他には、尾鷲観光物産協会さんが企画されたOWASE-BO(Walk and Eat)のような食べ歩きを車でして、地元の方々と接点を持つというのはありかもです
尾鷲の天文台
別途