世界の仕組みを物理学で知る
物理学者 松原隆彦さんの著書。
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物理学・相対性理論・量子力学・・・と聞くと,なんだか難しそうだと構えてしまっていた。
この本は投資や電波から,空はなぜ青い・夕焼けはなぜ赤い,光や粒子,最近話題のブラックホールなどを非常にわかりやすく説明している。
他にもノーベル物理学賞の小柴教授が研究していたスーパーカミオカンデの内容から,アインシュタインがアマチュア学者だったなど身近なものをテーマに,物理学が世界の仕組みにいかに関わっているか教えてくれる。
人間の身の回りで実感できる「重力」と「電磁気力」は知っていたが,恥ずかしながら原子核の中で働いている「強い力」と「弱い力」は知らなかった。
「重力」はもの同士が引き合う力だと言うが,人間も重力で惹かれ合うことがあるのだろうか。
※妻は磁石と表現して私にくっつきたがるが・・・犬も食わない惚気は置いておこう
「文系でもよくわかる」という枕詞があるが,文理関係なく読んで欲しい。
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この本を読み,すぐに「博士と彼女のセオリー」を見ました。
映画でも物理学に興味を持てました。
ちなみにファンタビのエディ・レッドメイン主演ですが,ALSの症状などは医療関係者が見ても素晴らしい演技とのこと。
中学生の時に本書を読んでいれば,その後は物理学にのめり込んでいたかもしれない。
理科や数学が苦手な中高生に読んでもらいたいです。
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