2030年の世界地図帳
メディアアーティスト,研究者,大学教授etc.の落合陽一さんの書籍。
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2020年代を迎えるにあたり,これからの10年を考えるキッカケになる。
本書のテーマは地球規模の新しい枠組みであるSDGs(エスディージーズ:Sustanable Development Goals)。
耳にしたことがあっても身近に感じにくい枠組みですが,本書が身近に感じるよう多くの参考データを掲載しつつ解説している。
ただし,単なるSDGsの解説ではなく「デジタル発酵」というアイディアを提案。
デジタル発酵とは,GAFAMのようなグローバリズムの一見クリーンでフラットな世界観に対し,テクノロジーと土地に根付いたモノやサービスと掛け合わされ新たな魅力や価値がうまれる,新たなローカリズムのあり方を占めている。
SDGsは一人ひとりが行動しなくては達成が難しいが,デジタル発酵を補助輪とし,視座を俯瞰し,対立軸の中で自分を固定せず,弾力的にとらえていくこと。それが我々の社会が次の可能性を見い出すために不可欠なことであるとしている。
すべてを一人ではできないが,何ができるか主体的に考え,一歩を踏み出していこう。
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参考が一章で100個ぐらいあるが,落合さんの本の中でも読みやすい内容です。
夫婦で読むために紙の本を久しぶりに購入しました。
Kindle版もあります。
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