#28 会社に行くことによる見えない報酬

私の会社では、コロナ前から産休や育休、介護の方など一部のメンバーにはテレワークが導入されていましたが、ほとんどの人はテレワークOKとなっておらず、特に営業や開発系のメンバーを中心にテレワークの導入を要望する声が多くありました。

一方で会社側としては労働時間が管理しにくい(超過労働になりやすい)、健康状態が管理しにくい(特にメンタルヘルス)といった理由から、全面的な導入は見送られてきたところ、このコロナ禍で強制的にテレワークが進みました。

私自身の仕事もほとんどの仕事はテレワークでできると思っていたこともあり、多くの同僚・仲間と同様、当初は素直に喜んでいたものです。

ところが、実際にテレワークを始めてみて、結構しんどいことが分かってきました(これは実際にやってみないと分からないところです)。

ず〜〜っとパソコンとにらめっこでめちゃくちゃ目が疲れるし、お昼も外で食べたり仲間と食べたりするわけじゃないからメリハリがないし。通勤もある意味運動で、少なくとも気分が変わるものだったんだなぁと再確認しました。

それと、何よりも人と話すことが極端に減りました。話す相手が四六時中家族だけっていうのは意外と大変です。

オンライン飲み会をやったりもしたけど、結局家の中なので在宅モードからは抜け切れないし、おつまみとお酒も自分で用意する必要があるなど、意外と弊害も多いことが分かりました。

会社に行くことによる「見えない報酬」

ところで、会社や出張に行くことって効率性・合理性だけから考えるとなんとも言えないところもありますが、仕事以外のところから意外と多くの情報や仕事へのヒントが得られていたんだなぁ、と実感します。もちろん人と話したり雑談したりすることによっても。

これって、会社に行くことによる「見えない報酬」なんだろうなぁ、と実感を持って感じています。

テレワークって確かに効率的だし、合理性だけから考えると1番の選択肢になり得ますが、一定程度以上外に出ていろいろな人や物、環境に触れるような機会を持つべき方が良いと思います。

8割減の“誤解”

ところで、いまさらの話で恐縮ですが、北大の西浦教授や厚労省が「人との接触を8割減らす」ことをこれまで国民にお願いしてきたかと思います。

ところで、これは以前も書いたように、「人出を8割減らす」じゃなくて、あくまでも「人との接触を8割減らす」を目指しましょう。ってことなんですよね。TVじゃ人出が8割減っていないことを、鬼の首を取ったかのように責めるような報道のされかたをしていますが。

その誤解について詳しく書いた記事もありましたので、ご興味のある方はのぞいてみてはいかがでしょうか。

まぁいずれにせよ、自分や他人を感染から守ることと経済を回すこと、どちらも生きるためには重要なので結局バランスの問題なんだよなぁと思いつつ、正しい情報を持っておくと、気をつけながらも経済活動にも寄与できるように思う、今日この頃でした。

それではまた明日!

<了>

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